goo blog サービス終了のお知らせ 

B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

青の炎

2007年09月17日 | 日本映画 評価4
2003年 蜷川幸雄監督 二宮和也主演
    共演 松浦亜弥、鈴木杏、秋吉久美子、中村梅雀、山本寛斎
『父を亡くし今は平和に母兄妹で暮らす家に、離婚した義父が突然現れ、
 何故か家に居座り家庭は一変する。義父は傍若無人に振る舞い、
 母までか妹にまで暴力をはたらこうとする。
 自分しか事態の解決を出来ないと思った長男は、
 義父殺害の完全犯罪を計画する。』

新評価 4.0

完全犯罪は成立しない。嘘は辻褄が合わなくなる。そんな物語。
悲しいのは誰かを守るため、正義を貫くために、
やむ得ず犯罪を選んだ少年の真っ直ぐな若さ。
実は義父は病で余命短く死に場所を探していた身勝手な悲しさ。
それゆえ母親も彼を受け入れた結果の悲しさ。
結末は安易にもとれ、幾分の後味の悪さを感じますが、
映像、音楽も含めかなりの良作です。

嘘は繕うのが面倒なのでつかないのが正解。

ベロニカは死ぬことにした

2007年07月02日 | 日本映画 評価4
2005年 堀江慶監督 真木よう子主演
    共演 イ・ワン、風吹ジュン、中嶋朋子、
    荻野目慶子、片桐はいり、多岐川裕美、
    淡路恵子、市村正親
『平凡で退屈な日々に嫌気がさしたトワ(真木よう子)は、
 睡眠薬を大量に飲んで自殺を図るが一命を取りとめる。
 しかし医師から薬による副作用で余命5日と告げられる。』

新評価 4.0

真木よう子主演に惹かれて見てみました。

映画序盤で早々にトワは自殺をするのですが、
事前説明がないと何故自殺をするのか、
ちっとも分からない説明不足のこの映画。
毎日が退屈なだけで死んでいたら、
世の中で生きている人はロクな人間がいなくなります。

そんな説明不足は映画全編にわたって続きますが、
「足りない所は自分の頭で補いましょう。
 映画だからって全部説明できません」と、
監督の突き放しテイスト全開のこの作品。

私は分かったような気がするので気に入りましたが、
何から何まで教えてもらわないと満足しない人は、
見ないほうが正解です。

大日本人

2007年06月05日 | 日本映画 評価4
公開中 松本人志監督・主演
    共演 竹内力、UA、神木隆之介、板尾創路

昨日の映画評は今日の前フリかと思うほど対照的。
想像もつかないストーリーで、きれいな絵もなく、
美しい主演女優も居ない。音楽はまぁ良かったかな。
何より松本人志の面白さを理解できるかどうかは、
関西人にしてみれば一種の踏み絵のようで・・・。

新評価 4.0

分かる分からない。面白い面白くないではなく。
新鮮さが素晴らしい。
ゆえに、これが映画なのかと頭をひねる作り。
彼の現代日本に対する批判と愛は分かりますが、
もう少し分かり易く出来なかったのかな?と。
ハナからそんな気は無いみたいですが。

なので、もう数回見たいと思わせる作品です。

明日の記憶

2007年05月04日 | 日本映画 評価4
2005年 堤幸彦監督 渡辺謙主演
    共演 樋口可南子、坂口憲二、吹石一恵、
    水川あさみ、袴田吉彦 他
『広告代理店のやり手部長の佐伯雅行は最近物忘れがひどく、
 妻の勧めで病院に行くと若年性アルツハイマー病と診断される。
 次第に記憶を失う病魔と闘う夫と、夫を家計を懸命に支える妻。
 やがて来るべき時が来て・・・。』

新評価 4.0

冒頭の引きのシーンのショボさに引き気味になりましたが、
じっくりと病人のいる家族の姿を見せてくれる良い映画でした。
難病映画にありがちな泣かせて終わる類ではなく、
でも何だか見ているうちに怖くなって来ました。

若き恋人同士だった頃に歩いた思い出の道を、
過去の記憶の無い夫と寄り添い歩く妻。
なんとも切々と物悲しい終わり方のする作品です。

釣りバカ日誌17 あとは能登なれ ハマとなれ!

2007年05月01日 | 日本映画 評価4
2006年 朝原雄三監督 西田敏行主演
    共演 三國連太郎、浅田美代子、石田ゆり子
       大泉洋、片岡鶴太郎 他
『有名シリーズの第17弾。今回の舞台は能登半島。
 浜ちゃんの営業第3課に再就職で元マドンナ秘書が配属された。
 実は彼女の再就職は訳ありで・・・』

新評価 4.0

ドタバタした感じのした前作と同じ監督ですが、
今回はしっかりと安定した作品となっています。
物語がスーさんの「老い」とヒロインの恋物語の2軸構成なので、
時間の関係で一部説明足らずな展開がありますが、
安定した脚本と見事なシーン割り、カメラワーク。
そして多数のベテラン俳優で安心して観ていられます。
でも今回は釣りのシーンが少なかったですね。
合体シーンも無かった気が・・・。

いつかハチにも幸せは来るのでしょうか?

ナイスの森 The First Contact

2007年04月09日 | 日本映画 評価4
2004年 石井克人、三木俊一郎、ANIKI監督
    出演 寺島進、浅野忠信、池脇千鶴、
    吹石一恵、加瀬亮、尾野真千子 他
『3人の監督ユニット“ナイスの森”が作った第一回監督作品。
 ショートショートのオムニバス・ムービー。』

満足度 4.0

CMクリエーターが作った小作品集ですが、
お笑い芸人でもない無いのに、笑いに徹底的にこだわったつくり。
落ちが無かったり、単純に笑えなかったりしますが、
その笑いは奇想天外かつ“しつこさ”で迫ってきます。
映像的な笑いと言うのでしょうか?
はっきり異質ですが、ここまで来ると何だか笑ってしまいます。
そうなると『茶の味』は突き抜けかたが足りないのか?。

元生徒役のノッチ、西門(さいもん)えりかにちょっと注目。

幸福のスイッチ

2007年04月05日 | 日本映画 評価4
2006年 安田真奈監督 上野樹里主演
    共演 本上まなみ、沢田研二、中村静香 他
『和歌山県田辺市の小さな個人電気店を舞台に、 
 仕事熱心なオヤジと母を亡くした3人姉妹のふれあいを描く。
 東京で働く次女は営業と意見が合わず会社を辞めてしまう。
 そんな時、妹から姉の入院を知らされ急いで帰郷するが、
 実は骨折で入院したのはそりの合わない父親で、
 父が退院するまで嫌々店を手伝うことに。』

満足度 4.0

もうひとつ何かが足りない気がします。
最初はストレス満載でぶすけた顔の上野樹里が、
店を手伝うなかで父を頼りにする客の存在や、
父の家族への思いを知ることで、
最後には父の仕事に納得して東京に戻る。
でも、必ずしも父と打ち解けてない部分が有って、
その辺が映画としてスッキリしないかな。

でも最後のシーン。東京に戻ってから父との電話で、
和歌山で店を手伝おうか?と問う次女に、
「アホ!目標有って行ったんやろ。踏ん張らんかい」の台詞。
この辺りが肝ですか?、監督。

フラガール

2007年02月26日 | 日本映画 評価4
再上映中(2006年) 李相日監督
    出演 松雪泰子、豊川悦司、蒼井優 他

新評価 4.0

何度か観に行こうと思っていたのですが、機会がなく、
今回の日本アカデミー賞5部門受賞記念で、
劇場で再上映になったのを観て来ました。

普通に良かったですが、それだけの映画。
主役は誰か分からないし・・・。鉱山の人々かな?
期待していた分、やや肩すかし。

初めて独立系作品が最優秀作品賞を取ったと話題ですが、
最優秀かな・・・。
今回は大手が取れないだけの理由が有っただけかも。

female フィーメイル

2007年02月21日 | 日本映画 評価4
2005年 コンピレーション・ムービー
“桃” 原作・姫野カオルコ
篠原哲雄監督 出演・長谷川京子、池内博之、野村恵里

“太陽がみえる場所まで” 原作・室井佑月
廣木隆一監督 主演・大塚ちひろ、石井苗子、片桐はいり

“夜の舌先” 原作・唯川恵
松尾スズキ監督 出演・高岡早紀、近藤公園

“女神のかかと” 原作・乃南アサ
西川美和監督 出演・大塚寧々、森田直幸

“玉虫” 原作・小池真理子
塚本晋也監督 出演・石田えり、加瀬亮、小林薫

『女性作家5人が“女性”をテーマに、
 映画のために書き下ろした5作品を映像化。』

満足度 4.0

R18に指定されていて“女性のエロス”的な
キャッチコピーだったのでムフフな映画かと思ったら、
エロスは、たいしたこと無かったですが(笑)、
各原作が映画のために作られただけあって、
物語の起承転結が絶妙の時間で作られていて、
いや~コンパクトにまとまった面白い作品でした。

松尾スズキ監督作品が1番好みかな~。

雨あがる

2007年02月04日 | 日本映画 評価4
2000年 小泉堯史監督 寺尾聰主演
    共演 宮崎美子 他
『江戸時代。旅の浪人とその妻は長雨のため川を渡れず、
 足止めをくっていた。ある日、若侍の諍いを収めた浪人は、
 その一部始終を見ていた藩主に見そめられ城に招かれる。
 浪人が剣の達人であることを知った藩守は、
 彼を藩の剣術指南番に迎えようとするが、家老たちは・・・。』

満足度 4.0

実は見るのは2度目。前回はTV放送で半端見だったので、
ちゃんと最初から見直しました。
ここ3回続けて「剣」の出てくる映画を見ているのですが、
これが一番安心して見れますね。
文字にすると臭くなる良い台詞が沢山ありますが、
あんなふうに清く生きてみたいものです。

ところでキャストを見て、吉岡秀隆は居たのかと思ったら、
居ました主要な役(小姓)で。すっかり忘れてた。
でも、藩主の三船史郎含めなんだか変な演技をしています。
いつもは上手い役者なのに何かの演出でしょうか?。