2008年 北野武監督
出演 ビートたけし、樋口可南子、
柳憂怜、麻生久美子、中尾彬、吉岡澪皇、
伊武雅刀、大杉漣、大森南朋 他
『絵を描くのが好きな少年は、画家から絵をほめられて、
赤いベレー帽をもらった日から将来画家になる決心をした。
そして父親の事業が失敗し両親がこの世を去って、
生活が困窮しても少年は絵を描き続けた・・・。』
新評価 4.0
北野作品によくある死の影がつきまとうものの、
今回のテーマは絵画という「芸術」。
数字で優劣のつかない「芸術」の評価は
一体誰がつけているのか?
いや値段という数字はあります。
これは画商がつけているのですが、
売れる絵、人気がある絵が良い値段がつく。
では高い絵が素晴らしいのか??
少年は最初は楽しく書きたい絵を描いているが、
青年になりきれいに描いた絵を画商に非難され、
晩年まで「売れる」前衛的な物を追い続ける。
その為に貧乏暮らしで家族には迷惑ばかり。
「芸」を追い求めて金にならないと周りが苦労する。
これは芸術家だけでなく芸人にも共通しますが、
一流の「芸」だけが売れるわけでなく、
なぜか人気のついた「芸」も金になる不思議さ。
人気の「芸」を疑う時点で私の鑑定眼がダメなのかも?
錆びた空き缶に20万円の価値を見出せるなら、
それも「芸術」なのかなぁ、難しくて分かりません。
しかしラスト・シーンは何故か涙が出そうに。
だけど世にでても下手なものは下手だし、
いくら上手くても他人の真似では二流だし、
それじゃあ人から金をとれる仕事じゃないよな・・・。
と時々ある雑誌を立ち読みしながら思うのでした。
よく出来たコピーより技の有るオリジナル。
出演 ビートたけし、樋口可南子、
柳憂怜、麻生久美子、中尾彬、吉岡澪皇、
伊武雅刀、大杉漣、大森南朋 他
『絵を描くのが好きな少年は、画家から絵をほめられて、
赤いベレー帽をもらった日から将来画家になる決心をした。
そして父親の事業が失敗し両親がこの世を去って、
生活が困窮しても少年は絵を描き続けた・・・。』
新評価 4.0
北野作品によくある死の影がつきまとうものの、
今回のテーマは絵画という「芸術」。
数字で優劣のつかない「芸術」の評価は
一体誰がつけているのか?
いや値段という数字はあります。
これは画商がつけているのですが、
売れる絵、人気がある絵が良い値段がつく。
では高い絵が素晴らしいのか??
少年は最初は楽しく書きたい絵を描いているが、
青年になりきれいに描いた絵を画商に非難され、
晩年まで「売れる」前衛的な物を追い続ける。
その為に貧乏暮らしで家族には迷惑ばかり。
「芸」を追い求めて金にならないと周りが苦労する。
これは芸術家だけでなく芸人にも共通しますが、
一流の「芸」だけが売れるわけでなく、
なぜか人気のついた「芸」も金になる不思議さ。
人気の「芸」を疑う時点で私の鑑定眼がダメなのかも?
錆びた空き缶に20万円の価値を見出せるなら、
それも「芸術」なのかなぁ、難しくて分かりません。
しかしラスト・シーンは何故か涙が出そうに。
だけど世にでても下手なものは下手だし、
いくら上手くても他人の真似では二流だし、
それじゃあ人から金をとれる仕事じゃないよな・・・。
と時々ある雑誌を立ち読みしながら思うのでした。
よく出来たコピーより技の有るオリジナル。