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B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

ワールド・トレード・センター

2010年05月04日 | 海外映画 評価3
2006年 オリヴァー・ストーン監督
    出演 ニコラス・ケイジ、マイケル・ペーニャ、
    マギー・ギレンホール、マリア・ベロ 他
『2001年9月11日、NY港湾警察署の応援チームは、
 飛行機が激突したワールド・トレード・センターへ駆けつけた。
 彼らがビルに入って誘導の準備を整えていると、
 ビルの崩落がはじまり内部に閉じ込められてしまう。』

新評価 3.0

悲しむべき、憎むべきテロ事件がベースで、
内容的には事件に巻き込まれた人たちと、
その家族の物語で、悲しみの共感や、
救助チームの勇気に心を打たれますが、
べつにそれはテロ事件じゃなくても全然いい話。
たとえば地震や大事故なんかでも。

しかし、この映画でアメリカがすごさが出たのは、
ある海兵隊員が自発的に事故の現場に行き、
危険な現場で(勝手に)生存者を探しまわり、
しかも他にも同じような隊員がいたりすること。
そして「人を助けるの仕事だ」と言い切ること。

なんだかんだ言われるアメリカですが、
こんな心がある限り捨てたもんじゃないです。

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!

2010年04月19日 | 海外映画 評価3
2007年 スティーヴ・ベンデラック監督
    ローワン・アトキンソン主演
    出演 エマ・ドゥ・コーヌ、ウィレム・デフォー、
    ジャン・ロシュフォール、カレル・ローデン 他
『Mr.ビーンは教会修復のくじ引きで、
 フランス・カンヌの宿泊チケットとビデオカメラが当った。
 彼は列車でパリ経由のカンヌに向かうが、
 乗り換えの駅を間違えたり、荷物を失ったりと・・・』

新評価 3.0

何となく観始めてから思い出したこと。
Mr.ビーンのユーモアは分からないし、
このキャラは嫌いだった。
とは言え観るのはやめずに鑑賞。
映画は観終えるまで分かりませんから。

しかし前半はかなりの苦痛を伴いました。
あの頭の弱そうなキャラは嫌いなのです。
もともと言葉は有って無いような彼ですが、
イギリス人の彼がフランスで言葉が通じない。
そこを笑えって言うのかな・・・。

ようやく後半でロシア人の子供や、
フランス人の女優の卵と旅をはじめる辺りから、
映画らしい物語のあるストーリーになって、
彼のアナーキさがひかりだします。
最後は空気を読めない彼のおかげで円満解決。

前半はもうちょっと練ったほうがいいな。

50回目のファースト・キス

2010年04月04日 | 海外映画 評価3
2004年 ピーター・シーガル監督
    出演 アダム・サンドラー、ドリュー・バリモア、
    ロブ・シュナイダー 他
『ハワイの水族館で働くある男性は特定の恋人は作らず、
 島を訪れる女性たちと一夜限りの恋を楽しんでいた。
 ある日、偶然入ったレストランで出会った女性と意気投合。
 しかしその女性は事故で1日しか記憶を保てなかった・・・。』

新評価 3.0

素晴らしくよく練られたラブストーリーと、
ラストを奇跡に頼らない大人な結末。
本来なら素直に感動というところですが、
どうにもしっくり来ませんでした。

笑いのツボがずれているというか・・・
オカマ?の同僚や芸達者なアシカやトド。
やや暗めな話を中和するのに必要なのか?
アダム・サンドラーだから??。

話を暗くしない。とは違うような・・・。

ハート・ロッカー

2010年04月03日 | 海外映画 評価3
公開中 キャスリン・ビグロー監督
    ジェレミー・レナー主演
    出演 アンソニー・マッキー、
    ブライアン・ジェラティ 他

新評価 3.0

ちょっと感想の内容が不正確かもしれません。
と言うのも、ほぼ満席のミニシアターで見たのですが、
隣席の男性の臭いが吐き気がするほどにきつくて。
席は移れないし、ほぼ2時間長を鼻をつまんで、
口で息をすることに。風呂に入って劇場に来い(怒)。

と言うわけで、この映画の感想はとにかく「臭い」ですが。
それじゃあんまりなんで頑張って思い出しても、
感動もないし感慨も沸かないし、だから何なの?と。
まぁ、アカデミー賞をとる作品ですからねぇ。
ドキュメンタリーを見ているような気がしてました。

でもイラクや米軍のニュースを気にしない人には、
このテーマや切り口は新鮮でしょうね。
米兵士の心の傷や、イラクの爆弾事件が減ったかとか、
日本語でも読める媒体はあって読んでいるので、
ラストもああ、そんなもんだろうな的な感想です。

戦争を麻薬扱いしているからか、
一部の米軍関係者からは酷評も受けているようですが、
映画ですからね。言葉のレリックでしょ。
そんなこと言ったら、もっとひどい映画は沢山あるし。
この主人公も麻薬が欲しくて戦地に戻ったわけじゃなし。

自分も加齢臭に気をつけなければ・・・。

アイガー北壁

2010年04月01日 | 海外映画 評価3
公開中 フィリップ・シュテルツェル監督
    出演 ベンノ・フユルマン、
    ヨハンナ・ヴォカレク、フロリアン・ルーカス 他

新評価 3.0

山の映画。と言うわけでこの映画も「剱岳」同様に、
劇場の鑑賞年齢がかなりの高め傾向でした。
でも断崖絶壁をよじ登る映画なので、
ほとんどの人は普段やってませんよね?
私は見ているだけで足がすくみそうでした。

この物語は悲惨な結末に終わりますが、
思うに冒険そのものが危険なのではなくて、
誰かと1番乗りを競うことが危険なんですよね。
競わなきゃ危なければ次回を期せばいいのですから。
あと欲にくらんだ仲間も危険。

山腹と麓のホテルでは互いが見える距離にいながら、
まさに天国と地獄ほどの環境の違い。
それが山の怖さですよね。
結局、人は何のために山に登るのでしょう?
健康のため。くらいがいいのかな。

ジャスティス

2010年03月19日 | 海外映画 評価3
2002年 グレゴリー・ホブリット監督
    出演 ブルース・ウィリス、コリン・ファレル、
    マーセル・ユーレス、テレンス・ハワード 他
『第二次世界大戦でドイツの捕虜収容所に送られた米軍中尉。
 ある日、収容所内で白人捕虜が他殺体で発見され、
 容疑者として黒人捕虜に容疑がかかる。
 収容所内の軍事法廷で中尉は黒人の弁護人となるが・・・。』

新評価 3.0

敵軍に囚われた収容所のなかで行われる特異な法廷劇。
人種差別からおこった殺人事件から、
人の忠誠、裏切り、真実、欺瞞、正義など、
さまざまな要素を絡めてストーリーは進んでいきます。

白人捕虜はなぜ殺害されたのか、殺人犯は黒人捕虜なのか、
ドイツ人の収容所所長はなぜ米中尉に親切なのか、
捕虜のリーダーの米大佐は中尉に何か隠しているのか。
さまざまな謎を秘めながら緊迫の展開です。

そして、やはり収容所ものらしく脱走計画まで話は発展。
全てを知った中尉が真相を黒人捕虜に話したときに、
彼が選んだ誇りある決断と、
中尉が彼を救うために選んだ正義のための決断。

全然女性の出てこないゴリゴリのストーリーなので、
ここまででもやりすぎ感が大きいのですが、
最後のブルース・ウィリスが独将校までやっちゃうと、
マッチョすぎてちょっと、ねぇ・・・。

まぁ子供に語るような誇りが無い人や、
他人の目が気になって真実なんてどうでもいい人、
嘘を突き通してでも自分大事な人は見ても、
恥かしくて見ていられない。そんな作品でしたね。

モニカ・ベルリッチの恋愛マニュアル

2010年03月05日 | 海外映画 評価3
2007年 ジョバンニ・ペロネージ監督
    出演 モニカ・ベルリッチ、
    カルロ・ベルドーネ 他
『イタリアの4組のカップルの恋愛模様を描く。
 出だしは瞳のきれいな青年男性。
 だが交通事故で下半身が麻痺しリハビリの日々。
 そんな彼の元に美人の療養士があらわれ・・・』

新評価 3.0

「イタリア的、恋愛マニュアル」の続編で、
邦題タイトルにモニカ姉さんの名前がド~ンと出てますが、
他にあまり有名な役者は出ていないためなのか、
宣伝上の作戦なんでしょうかね。
彼女があれこれ見せてくれる映画ではありません。

4組のカップルの描き方が前作同様に洒落てます。
前作と同じく3組は年齢が高めな配役で、
イタリアは老いても盛んな国なんですね。
ひとつひとつは短いですが深い人間模様。
人の心の機微が上手に映し出された作品です。

見ても時間の無駄にはなりません。

ハンティング・パーティ

2010年01月29日 | 海外映画 評価3
2007年 リチャード・シェパード監督
    出演 リチャード・ギア、テレンス・ハワード、
    ジェシー・アイゼンバーグ 他
『サラエボ紛争の報道中のNGで首になった花形記者。
 そんな彼が昔の相棒のカメラマンに会いに来た。
 隠れている紛争の戦争犯罪人の居場所が分かったので、
 一緒に取材に行かないかと言うのだったが・・・』

新評価 3.0

実話がベースの物語。国際社会の怠惰や無力のせいで、
未だに逃亡を続ける紛争時の大量殺戮の首謀者。
その男を私怨で追うアメリカのジャーナリスト。
その彼も生活が荒れ果てたものとなっていた。

軽い展開と重い内容のアンバランスで描く、
国際機関の欺瞞と異なる正義の対立。
真実と正義と利益は必ずしも一致しないので、
憤りを感じることはまま有りますよね。

個人的には正義が行われるべきと思いつつ、
情報があっても立場上動けない人たち。
そんな人の助けで状況が動くこともあります。
この物語みたく何とも簡単にね。

でも何でいつも真実を追う人は、
痛い人扱いなんでしょう?
事を荒立てたくない自分を誤魔化したいからか。
ならラストのテロップは笑えませんよ。

オーシャンズ11

2010年01月25日 | 海外映画 評価3
2001年 スティーヴン・ソダーバーグ監督
    出演 ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、
    ジュリア・ロバーツ、マット・デイモン、
    アンディ・ガルシア 他
『保釈中の犯罪者がラスベガスのカジノの地下金庫から、
 大金を盗み出す計画を立て犯罪仲間に話を持ちかけた。
 金庫は警戒厳重で秒刻みで攻略せねばならず、
 11人の各方面のスペシャリストが集められた。』

新評価 3.0

結構見る映画は偏っていて大作でも見てないのもあり、
このシリーズなども全然興味は無かったのですが、
会社の後輩から「まだ見てないなんて羨ましい。」
とまで言われたので見てみました。

う~ん豪華スターだらけで画面は華やかですし、
銃が少なくその辺は好印象でしたけど、
金庫泥棒の映画にしては緊密さも欠け、
カジノのオーナーも冷酷非情には見えなかった。

それと恋愛ストーリーは必要だったのかと?
あまり見ていて盛り上がるようなカップルでなし、
ただ洒落た映画を作りたかったのかな。
それなら文句なしの大成功ですね。

マイ・ボディガード

2010年01月18日 | 海外映画 評価3
2004年 トニー・スコット監督 
    デンゼル・ワシントン主演
    出演 ダコタ・ファニング、ラダ・ミッチェル、
    クリストファー・ウォーケン、ミッキー・ローク 他
『政府でのテロ対策の仕事によるストレスで退職をし、
 アル中になり自殺の前に同僚を訪ねた男性。
 とりあえずメキシコシティでボディガードの職を得て、
 実業家の9歳の娘を護衛することになったが・・・。』

新評価 3.0

知的なイメージの漂うデンゼル・ワシントンが、
今回は傷つき落ちぶれた男で登場。
少女と心の交流から再生したものの、
その少女は誘拐殺害され地元の司法は役に立たず、
ランボーも顔負けの復讐の鬼となるあらすじ。

いや比較はチャールズ・ブロンソンかな・・・。
ともかく犯人の手をショットガンで撃ち飛ばし、
汚職警官のおっさんの尻に爆弾を詰め込み、
街中でRPGを放って車列を吹き飛ばし、
M60機関銃を腰ダメに撃ちまくる。

最後のは嘘ですけど法を無視のやりたい放題。
結局、少女と言う形の自分を傷つけ、
自分のプロのプライドを傷つけた相手への報復でしょ?
おっさんは切れたら怖いで~、
社会のルールなんて知らんで~みたいな。

だから犯人グループが「俺たちはプロだ」と言うと、
嫌な顔をしていたのでしょう?
少女ひとりを守れないのに護衛のプロですか??
だから少女が見つかった時にも同僚を呼ばずに、
助けにもならない母親を呼んで死への道を選ぶ。

某映画掲示板では高評価でしたが、
実は少女が生きていて護衛の男性が助けて死ぬ。
復讐を果たし死んだ少女の墓標に報告をする。
少女を助け出し、誘拐組織をつぶし共に帰る。
どのパターンがしっくり来るのかな??