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B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

パブリック・エネミーズ

2009年12月29日 | 海外映画 評価3
公開中 マイケル・マン監督
    ジョニー・デップ主演
    出演 クリスチャン・ベイル、
    マリオン・コティヤール

新評価 3.0

世界恐慌のさなかアメリカの犯罪組織の
収入源として行われた銀行強盗。
その目立った人物を主人公とした本作。

彼を捉えようとする警察組織。
特に出世狙いのオカマで全体主義者のボスに、
「パブリック・エネミー」と命名されて、
徹底的にマークされているのに、
鮮やかに銀行強盗と脱獄を繰り返す。

当時のファッションや雰囲気さながら、
シカゴタイプライターの音が響き渡ります。
さすがはマイケル・マン監督。
銃撃戦や死体や音楽の活用は見事でしたが、
登場人物が多すぎで退屈な映画でした。

結局は有名に成りすぎで組織に邪険にされ、
警察の包囲の輪が縮まり追い詰められ、
潔く撃ち殺される主人公。

さて今時の「パブリック・エネミー」は誰でしょうね?

NEXT -ネクスト-

2009年12月13日 | 海外映画 評価3
2007年 リー・タマホリ監督
    出演 ニコラス・ケイジ、ジュリアン・ムーア、
    ジェシカ・ビール 他
『FBIから2分先の未来が読める能力を乞われて、
 核爆弾テロ阻止の協力を依頼されたマジシャン。
 厄介ごとは御免と断り逃げる男だったが、
 愛する女性がテロリストに誘拐されて・・・。』

新評価 3.0

劇場公開時は読める未来が2分との半端さから、
見なかった作品ですが、なかなか面白かったです。
テロリストも男に目をつけた訳はわかりませんが、
ラスト数分前のどんでん返しはアングリ&拍手。

たった2分でもあれだけ先が具体的に見えるなら、
会話の先を読んで有利に変えていったり、
逃亡や追跡の道を効率的に変えたりと、
意外と使い道が有るもんですね。

でも車の運転でもちょっと先の危険とか、
日常会話でも先が読めることって有りません?
これは予知能力というよりも、
空気を読むってことでしょうけど。

いや、みんなが読めるわけではないか。
意図的な悪意でないならバカとかね。

ハッピーを探して

2009年12月07日 | 海外映画 評価3
2006年 ホルガー・ハーゼ監督
    出演 アンナ・クービン、オリヴァー・ヴヌク、
    オリヴァー・ブーツ 他
『ベルリンに住む才色兼備の29歳の女性。
 彼女には人に言えない重大な悩みがあった。
 ある日、転職した会社の社長と意気投合。
 つき合うことになり彼女の悩みははますます・・・』

新評価 3.0

「40歳の童貞男」というアメリカ映画ありましたが、
これはその女性版みたいな映画。というかそのもの。
今まで恋を何度もしたのに選り好みや、
行き違いから体験が“まだ”な女性が主人公。

転職から新しい恋もはじまり、親友3人にも秘密がばれ、
彼女を“おんな”にすべくプロジェクトが立ち上がるが、
案の定これが滅茶苦茶なアドバイスで爆笑。
ドイツのユーモアのセンスもなかなかです。

最後はお約束のハッピーエンドと言えますが、
どんでん返しな恋の結末も絡めて、
うーん。ハッピーエンドかなぁ?

イングロリアス・バスターズ

2009年11月26日 | 海外映画 評価3
公開中 クエンティン・タランティーノ監督
    ブラッド・ピット主演
    出演 クリストフ・ヴァルツ、
    ダイアン・クルーガー、メラニー・ロラン
    マイク・マイヤーズ 他

新評価 3.0

物語は冒頭から西部劇的な音楽と、
遠くから平和なフランスの牧場に近づく車列。
そして現れる魅力的な悪者の親衛隊将校。
もうすぐにタランティーノ監督作と分かる
どうにも悪乗りな始まり方。

次に独占領下のフランスに潜入した米秘密部隊。
目的はドイツ軍部隊を強襲し、
残忍な殺人を繰り返し敵の士気の低下を狙う。
と言うわけでちょっとえぐいシーンが有ったり・・・。
その部隊の指揮官がブラッド・ピット。

タランティーノは有名な監督ですが、
実際のところブラッド・ピットが主演でなければ、
興行成績が気になるような、
いかにもタラ監督的な、
タラ監督ファンのためのような映画。

そして冒頭で家族を殺されたヒロインが再登場。
確信的なキルビル的な扱いに、
タラ監督ファンなら凄惨な復讐劇を浮かばせますが、
そこはひとつもふたつもひねってきます。
イギリスのスパイは何で出てきたの?って感じで。

ここから後半はフィクションよりも妄想力が爆発。
ドイツ総統は1944年にフランスに行ってませんけど、
そんなことはお構いなしにユダヤ人による、
敵兵の大量虐殺と自爆テロ攻撃。
正義と復讐のためなら敵に何をしてもOKと。

何だか現代アメリカへの皮肉ですか?
もしそうなら自己宣伝のために突撃取材をする、
肥満体の監督より悪辣なところが気に入りました。

ミート・ザ・ペアレンツ2

2009年11月01日 | 海外映画 評価3
2004年 ジェイ・ローチ監督
    出演 ロバート・デ・ニーロ、ベン・スティラー、
    ダスティン・ホフマン、バーブラ・ストライサンド、
    ブライス・ダナー 他
『前作で恋人の父親から結婚の許しをようやく得た男性。
 今度は両家の親を顔合わせで共にフロリダに向かうが、
 恋人の親が堅物なら、男性の親は少し変人。
 相性が悪そうな両親に恋人たちは心配に・・・。』

新評価 3.0

爆笑の前作「ミート・ザ・ペアレンツ」の続編。
いつか見ようと思っていたら、もう2年も経ってました。
たしかに両家の初顔合わせは緊張の瞬間です。
相性が合わないと後々面倒ですからね。

男性の両親は誰かと思ったら何とも豪華な2人。
大物俳優たちが嬉々とコメディを演じてますが、
息を抜くためなのか赤ん坊をキャストしたのは、
なんだか蛇足に見えました。

異なる2つの文化のファースト・コンタクト。
緊張もあれば緩和もあって下ネタも多く、
笑っているうちに終わりますが、
でも前作のほうが面白かったかな。

マイケル・ジャクソン THIS IS IT

2009年10月30日 | 海外映画 評価3
公開中 ケニー・オルテガ監督
    出演 マイケル・ジャクソン
『2009年6月に亡くなったマイケル・ジャクソンの、
 幻の7月のロンドン公演のリハーサルをまとめた
 ドキュメンタリー映画。』

新評価 3.0

映画掲示板のあまりの高評価と、
ケニー・オルテガ監督に引かれて、
音楽作品なのでIMAXで鑑賞。
あまりマイケルの要素は抜きの感想です。

TVを見ていると、とにかく芸能関係者は絶賛。
“リハなのに本気で歌ってる踊っている素晴らしい。”
“舞台監督がいるのにアイデアをどんどん出している。”
等など。

私は音楽関係者じゃないので分からないのですが、
リハって結構ながしてやっているのですか?
自分のコンサートなのにアイデアださないの?
完璧を作りこむためにするリハと思ってましたが?

“声やダンスにおとろえが無い”って声も。
一流のスターなら当たり前だと思うのですが・・・。
もちろんマイケルは「超」がいくつもつく
一流のエンターテナーなのでそこは素直に感動。

とにかく完璧を求めるマイケルについていくスタッフ。
マイケルも無茶振りをするだけでなく、
フォローも欠かさない。ギターソロのシーンなんて鳥肌。
そりゃスタッフ一丸でマイケル兄さんについて行くよ。

追記;その後やはりギターソロのお姉ちゃんに、
   注目が集まってますね。
   興味がある人は“オリアンティ”で検索を。

でもねマイケルが本気で歌って踊っていても、
そこはリハーサル。衣装は普通だったり、
照明やセットは製作中。その他のエフェクトも調整中。
完璧でなくてもマイケルならOKと言うなら別ですが。

本番のコンサート風景を妄想できるならともかく、
完璧をめざして作りこんでいるメイキング映画を見て、
故人を偲ぶなら充分すぎる内容ですが、
違った形で見たかったと欲求不満になるだけ。

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本編とは関係ないのですが、
字幕スーパーの入れ方がひどい作品でしたね。
タイミングがずれていたり、表示時間が短かったり。
こんな映画ははじめてです。

デイブは宇宙船

2009年09月13日 | 海外映画 評価3
2008年 ブライアン・ロビンス監督
    出演 エディ・マーフィ、エリザベス・バンクス、
    ガブリエル・ユニオン 他
『故郷の惑星の塩不足による危機を救うため、
 地球に送られた無人衛星が行方不明に。
 回収のため送られたのは人間そっくりの宇宙船で、
 中で操作するのは身長数センチの宇宙人たち・・・。』

新評価 3.0

「地球が静止する日」をみて憤慨した人に見て欲しい。
宇宙人が地球人を野蛮人だと軽蔑していて、
出てくる地球人親子もやや絆がゆるめ。
だけど最後には地球も悪くないと言わせる展開は同じ。

だけどこちらはファミリーコメディ作品。
笑いが声に出る作品です。
それにしても芸達者なのはエディ・マーフィ。
宇宙船役ですよ!?。

迷子の警察音楽隊

2009年08月29日 | 海外映画 評価3
2007年 エラン・コリリン監督
    出演 サッソン・ガーベイ、ロニ・エルカベッツ、
    サーレフ・バクリ 他
『文化交流のため、イスラエルにやって来た
 エジプトはアレキサンドリアの警察音楽隊。
 しかし言葉の取り違いから間違って田舎町に到着。
 途方に暮れるも、その町に一泊することに・・・』

新評価 3.0

エジプトとイスラエルは国境を接する国で、
過去、何度も戦争をして今は和平を結んでいます。
そんな国に文化交流でやってきた楽団。
間違ってきた町には自分たち以外に同国人は無し。
民族も宗教も違えば、こりゃ何かありますね。

と、思ってみていたら全然そっちの話はなし。
隣国にやって来た楽団の団長は年寄りのワンマン。
家長制度の強そうな国だからか、
後進の芽を摘むことばかりやっていて、
愛嬌のある姿形ながら実に嫌味なおっさん。

しかしイスラエルの女性との会話の中で、
おっさんも苦しみ悩みがあることが分かり、
おっさんも隣国でいろいろな物事を目にして、
一皮剥けたかと思いきや、
最後はやはり若い芽を摘んでますな。

あの手のおっさんは変わらないんです。
どこの国でも一緒。

いや、そういう映画じゃないんですけどね。

やわらかい手

2009年07月31日 | 海外映画 評価3
2007年 サム・ガルバルスキ監督
    マリアンヌ・フェイスフル主演
    出演 ミキ・マノイロヴィッチ、
    ケヴィン・ビショップ 他
『ロンドン郊外の町の病院で、難病の孫をみる祖母と両親。
 既に医療費のため家まで売り払った祖母だが、
 孫の命を救うためにオーストラリアでの治療が必要で、
 もはや彼らにはお金がなかった。
 金策のためロンドンに出た祖母がたどり着いた所は。』

新評価 3.0

孫の命を救うために風俗業に飛び込む祖母の物語ですが、
彼らの持つ宗教観や道徳観を知らないと、
本来の事態の深刻さと可笑しさが分からないものの、
何の“とりえ”もなかったはずの老婆が持っていた、
とんでもない“特技”にはおかしさを感じます。

止むにやまれない自己犠牲の深さと、
周囲の同情はしても同時に軽蔑してしまう、
人の性(さが)が悲しく、
やはり好奇心や損得勘定で動く人間には、
愛は伝わらないと言うことなのでしょうね。

DOA/デッド・オア・アライブ

2009年07月29日 | 海外映画 評価3
2006年 コリー・ユン監督
    出演 ジェイミー・プレスリー、ホリー・ヴァランス、
    サラ・カーター、ナターシャ・マルテ、デヴォン青木、
    エリック・ロバーツ、ケイン・コスギ 他
『武道大会に参加し行方不明になった兄王子を捜すために、
 妹姫は従者の制止を振り切って忍者王国から抜け出て、
 自らもデッド・オア・アライブに参加することにした。
 しかし、それは抜け忍として仲間に追われる事でもあった・・・。』

新評価 3.0

元ネタはゲームですよね?見たことも無いですが。
スタイル抜群なおねーちゃん達にカメラもそれ狙いで、
セクシーショット&アクションがてんこ盛り。
なにしろデヴォン青木が普通にきれいに見れるのですから、
監督のそっち方面の技術は大したものです。

映画のストーリーは無きに等しいものですが、
小難しく考える映画じゃないし、
殴りあって投げ飛ばされても血も出ないし、
「見て良し」の作品としてはまぁまぁかな。