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B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

N.Y.式ハッピー・セラピー

2011年05月09日 | 海外映画 評価3
2003年 ピーター・シーガル監督
    出演 アダム・サンドラー、ジャック・ニコルソン、
    マリサ・トメイ 他
『弱気な男性会社員は会社では上司に手柄を取られ、
 彼女にはいつかいつかとプロポーズもできず。
 そんな彼が飛行機内で乗員とトラブルをおこし、
 裁判所命令により「怒り抑制セラピー」を受けることに。』

新評価 3.0

アダム・サンドラー、ジャック・ニコルソン。
かなり面白そうな予感がしたのですが外れ。
いやいや充分に見れる映画ではありますが、
こちらの期待値が高すぎましたかね。

ジャック・ニコルソンの役柄が怒り抑制の療法士。
どちらかと言うと怒り養成のようなあの上目使いで、
自身がたまに爆発しながら人を治すのだから、
説得力が有るのだか無いのだか?

うん、たぶん邦題が良くないな。これは。

エンジェル・ウォーズ

2011年04月15日 | 海外映画 評価3
公開中 ザック・スナイダー監督
    出演 エミリー・ブラウニング、アビー・コーニッシュ、
    ジェナ・マローン、ヴァネッサ・ハジェンズ、
    ジェイミー・チャン、オスカー・アイザック、
    カーラ・グギーノ、スコット・グレン 他

新評価 3.0

吹替え版で見てきました。字幕版で見たかったのですが、
IMAXで千円余計に出すのが嫌だったもので。
で声優が可愛いタレント達だったので不安でしたが、
「スフィア」と言うちゃんとした声優達だったのですね。
でも、このユニットは4人しかいないのですが・・・。

映画については何というかおおよそ察していた通り、
ストーリーの発想自体は素晴らしいのですが、
やはり強引。なんでやねんと突っ込みたくなります。
無理やり入れられた病院から脱出するために、
4つのアイテムを集める主人公。

そのために4人のきれいなねーちゃんが協力。
セーラー服の主人公が空想をしながらエロダンスを踊り、
注目を集めるうちに仲間がアイテムを集める。
その間の映像がボンテージのヘソだし、モモだし、
バストアップな衣装でマシンガン撃ちまくり。

相変わらずなカメラーワークやコマワリを、
またかと思ってみるか、金をかけると違うなと唸るか、
はたまた有り得ないとみるかで評価が変わりますが、
人をけむに巻こうとしたストーリーは、
万人が理解できるようにした方が良かったのでは?

それにしても何と後味の悪い終わり方。
今回のザック作品も裏切り者が出てきます。
せこい裏切り者の存在と正義が完勝しないのが、
この監督の定番ですが、
よほど誰かに嫌な目にあわされたのでしょうね。

バイオハザード

2011年04月14日 | 海外映画 評価3
2001年 ポール・W・S・アンダーソン監督
    ミラ・ジョヴォヴィッチ主演
    出演 ミシェル・ロドリゲス、エリック・メビウス 他
『巨大企業アンブレラ社の地下研究施設からバイオ兵器が盗まれ、
 しかも研究中のウィルスが施設内に散布されてしまう。
 制御コンピュータは施設を自動閉鎖して外部と隔離するが、
 会社から救援の特殊部隊が施設の閉鎖を解いてしまい・・・。』

新評価 3.0

今更ながら初見です。このシリーズはどれも見たことがない。
ゾンビ物はあまり好きじゃないので・・・。
まぁ可もなく不可もなく。
どうせ、ほとんどみんなかじられちゃうんだし。

『アグリィベティ』の編集長が出てるんだ。

スターシップ・トゥルーパーズ3

2011年04月13日 | 海外映画 評価3
2008年 エド・ニューマイヤー監督
    出演 キャスパー・ヴァン・ディーン、
    ジョリーン・ブラロック、ボリス・コジョー 他
『『スターシップ・トゥルーパーズ』第3弾。
 地球対バグズの戦争が長期化する中、英雄リコ大佐が守る惑星に、
 最高司令官がむかしの友人と共に視察にやってきた。
 基地で旧友を温める3人だったが突然のバグズの総攻撃が始まる。』

新評価 3.0

失敗作だった第2弾の反省からか第1話の主人公が再登場。
第1話をほうふつとさせる皮肉や諧謔の精神が復活。
国民の義務や、国家の意味、神の存在まで徹底的にこき下ろす。
その話は面白いのですが、映像は仕方なくもチープ。

やっとパワードスーツが出てきたのに早々にお終い。

チャーリーとパパの飛行機

2011年04月08日 | 海外映画 評価3
2005年 セドリック・カーン監督
    出演 イザベル・カレ、ロメオ・ボツァリス、
    ヴァンサン・ランドン 他
『クリスマスに自転車のプレゼントを楽しみにしていた少年だが、
 パイロットのパパがくれたのは手作りの白い飛行機でがっかり。
 その数日後にパパは飛行機の事故で亡くなってしまい、
 少年はパパのくれた飛行機を抱いて眠るが、その翌朝・・・。』

新評価 3.0

劇場公開時の宣伝などからパパの魂が白い飛行機に乗り移って、
息子に後を託す様な物語と思ってみていたら、
途中から飛行機がママを襲撃したり、謎の隕石が関わったり、
パパの同僚の軍の研究員が必死に飛行機を奪おうとしたりと、
何とも支離滅裂な物語で、最後のシーンで帳尻合わせ。

そもそもチャーリー少年がなかなか出てこない。
字幕でもフランス語でもシャルリーと呼ばれる少年が、
どうやらチャーリー少年なのかと気付くのに10数分。
なんだか勿体ないタイトルのミス(ですよね)。
でこの物語を見て思うに白い飛行機にパパの魂はない。

これは「ET」的な物語で、飛行機と少年は友達的な関係。
そうでなければ犬などのペットか?
最後の帳尻合わせ的なシーンも、
少年のために彼が望むものを見せてあげたような、
そんな気が気がする物語でした。

そんな訳でやや期待外れ。

スタスキー&ハッチ

2011年03月26日 | 海外映画 評価3
2004年 トッド・フィリップス監督
    出演 ベン・スティラー、オーウェン・ウィルソン、
    スヌープ・ドッグ 他
『昔の有名TVシリーズのリメイク版。
 マジメな刑事とプレイボーイな刑事のコンビが、
 麻薬取引に絡んだ殺人事件を捜査するのだが、
 ドジばかり踏んでバッチと銃を取り上げられてしまう。』

新評価 3.0

昔見た「刑事スタスキー&ハッチ」って、
こんなにコメディ路線だったかな?と思いつつ鑑賞。
アメリカの有名お笑い俳優が多数出ているのですが、
ネタその物が投げやりで意外に面白かったです。

あちこちで張ったプロットを全く無視した展開。
タレこみ屋がスヌープ・ドッグで、
ムショに居るヤクの売人がウィル・ファレルとは。
なんでここでそんなキャラクターが、と意外な発展。

最後は昔のスタスキーとハッチが、
愛車グラントリノと共にカメオ出演とは、
なかなか気が利いています。
でも昔の2人ってこんな顔だったかなぁ。

日本での劇場未公開作品とは知りませんでしたけど、
私は「刑事スタスキー&ハッチ」より、
「ヒル・ストリート・ブルース」が好きだったりして、
深夜の放送枠で結構かぶってましたよね。

パッセンジャーズ

2011年03月24日 | 海外映画 評価3
2008年 ロドリゴ・ガルシア監督
    出演 アン・ハサウェイ、パトリック・ウィルソン、
    デヴィッド・モース 他
『飛行機の墜落事故で奇跡的に助かった5人の乗客。
 あるセラピストがそのカウンセリングを担当するが、
 その5人がひとりひとり失踪していく。
 彼女は事故の背景を探ろうとするのだが・・・。』

新評価 3.0

アン・ハサウェイ目当てで見ていたのですが、
脚本が随分と雑で途中で分かったので、
あとはなんとなく確認作業的な鑑賞。

あんな事故で大した怪我がなく助かるわけもないし、
航空会社の対応が1人だけなのも不自然だし、
矛盾だらけの世界で違和感を感じてしまう。

つまり訳あっての矛盾だらけなのですが、
そこから簡単に謎が解けるようじゃちょっとね。
ん、謎解きの物語ではないの?

「LOST」の最終話みたく少々がっかり。

戦場からの脱出

2011年03月16日 | 海外映画 評価3
2006年 ヴェルナー・ヘルツォーク監督
    クリスチャン・ベイル主演
    出演 スティーヴ・ザーン、ジェレミー・デイヴィス 他
『ベトナム戦争で秘密空爆に加わっていた米海軍パイロットは、
 オラス上空で乗機を撃墜され現地の収容所に入れられる。
 そこには他の捕虜もおり、彼らと相談して脱出するが、
 今自分たちがラオスのどこにいるかもわからず・・・。』

新評価 3.0

クリスチャン・ベイル主演でベトナム戦争もの!と見ましたが、
使っている飛行機がスカイレーダーとは時代が古いね・・・。
しかも映画の早々に撃墜され敵の捕虜に。
しばらくは捕虜収容所のなかでの話です。

ジュネーブ条約のジュの字も知らない敵につかまると大変。
しかも自分たちを爆撃する憎い敵パイロットですから、
つらい目にあわされて食べ物も少しでベイルもがりがり。
なので、すぐに脱出を決意してチャンスを狙います。

書き忘れていましたが、この映画は実話です。
収容所から生還した1人の物語なので、
正直なところ生き残った者勝ちな内容の気もしますが、
何にせよ主人公の生への執念は大したもの。

場所も分からない地図もない敵だらけの場所から、
ジャングルを隠れ歩きながらタイへ向かうなんて!?。
何十キロくらい歩いたのでしょう?
まぁ最後は友軍ヘリに助けられて無事に生還。

空母への帰還が本当にアメリカらしくて良いですね。

英国王のスピーチ

2011年03月04日 | 海外映画 評価3
公開中 トム・フーパー監督
    出演 コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、
    ヘレナ・ボナム=カーター、ガイ・ピアース 他

新評価 3.0

「いい映画でした。」と人に言える映画ですが、
これ、アカデミー賞を取ったのでしょう・・・。
どうも根が正直な私は周りの人に言ってしまいます。
「それほど期待して見る映画じゃないですよ。」と。

吃音障害に悩む皇太子。王位継承権は第2位なので、
将来王様になるはずはないのだが、
やはり公務の都合上スピーチが出来ないのはまずい。
そこで、あれこれと矯正を試みるのだが・・・。

ここまでがイントロ部分。人前で喋る商売を
自ら辞めることができないなら何とかしないと。
私が今まで会ったことのある吃音の人は、
学校の先生でしたが、先生もこんな苦労をしたのか。

ここまではどちらかと言うと個人的な問題でしたが、
やがて頼れる父王が亡くなり、
王位を継いだ兄は不道徳な恋愛で自主退位。
しかも国にはナチスからの戦雲が近づいてくる。

まさかの繰り上げでなった王様。
せまる戦争に怯える国民へ、国の長として言葉を伝えねば、
もはや吃音の克服は国の大事となってきます。
ペラペラと無駄口を喋る日本の政治家も困り者ですがね。

もうラストは誰でもわかる展開だと思いますし、
「いい映画でした。」と言えるのですが、
実話ベースなのでエンタメ性に欠け物語が平坦。
それ以上に問題なのは時代背景を省略しすぎ。

王室がナチスに融和的だった事実が無視されてますね。
どちらかというと穏やかに抵抗したかのような描写。
障害の克服がメインテーマなのは分かりますが、
そこは誤魔化しちゃいけないような気がしますよ。

バーン・アフター・リーディング

2011年02月14日 | 海外映画 評価3
2008年 イーサン・コーエン監督
    出演 ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、
    ジョン・マルコヴィッチ、フランシス・マクドーマンド、
    ティルダ・スウィントン 他
『CIAに恨みを持って退職した情報官が書いた暴露本の原稿CD。
 ところがそのCDをスポーツジムで落としてしまい、
 お金に困っている従業員に拾われてしまい脅迫を受ける。
 実際のところ重要度の低いCDを巡り男女の入り混じった争いが。』

新評価 3.0

救いがない不条理なアメリカの現代劇。
嘘をついてでも自分を良く見せようとする欲望に突き動かされ、
どんどんとドツボにはまっていき、さらに破滅に向かっていく。
あり得ないほど馬鹿な男女たち。

しかし彼らが馬鹿だといえるのは物語で丹念に追っていける、
まさにこの映画の鑑賞者だけ。
劇中のCIAの担当者のように報告書で彼らの有様を聞くと、
あまりのあり得なさで困惑するだけ。

こんな映画の中でしか起こらないような話でも、
現実のどこの世の中でも起こっているのだから、
「ノーカントリー」でも書いたのですが、
こんなシュールなリアリズムは好きですね。