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B-scale fan's log

Since 2004.4.16

最近は映画の感想がメインですが、
元は戦車模型のblogでした。

恋の門

2008年09月29日 | 日本映画 評価3
2004年 松尾スズキ監督 松田龍平主演
    出演 酒井若菜、松尾スズキ、小島聖
『ある漫画芸術家はバイト先の女性社員と一夜を過ごすが、
 実は彼女はコスプレ・マニアの漫画オタクだった。
 かれ自身も石で漫画を描く事を芸術という奇人であったが、
 彼は彼の知らない世界にどんどん引き込まれてしまう。』

大爆笑で本当は4.0をつけたいくらいですが、
昨日見た映画とのバランスもあるので。

新評価 3.0 (少々苦しい)

行くところに行けば大量にいるであろう、
スタンダードとは違う人たちと、
無さそうで実は有るエピソードを凝縮して、
1本にまとめてしまった濃い映画。

普通って何?常識って何?それって楽しい?
ってスタンスで見るか、
望遠鏡で他の世界を覗いてみる感じでどうぞ。
それが無理なら見てはいけない映画。

グーグーだって猫である

2008年09月11日 | 日本映画 評価3
公開中 犬童一心監督 小泉今日子主演
    上野樹里、加瀬亮、大島美幸、
    村上知子、黒沢かずこ、大後寿々花

新評価 3.0

色々な条件が重なって珍しく1800円で鑑賞。
正規料金で映画を見るのは久しぶりですが、
なんてったってキョンキョンと樹里っぺ出演ですから、
イヌ好きなのですが見て来ました。

犬童監督の相変わらずのスポンサーエイドな、
見え見えのカット割りは気になりますが、
やはり女優を撮るのは上手いですね。
その点では見応え有りですが、
物語は坦々としていて少し退屈でした。

序盤から度々出てくるマーティ・フリードマンは、
そういう役どころでしたか!!
分かるまでは英語台詞ともども目障りでしたし、
大後寿々花の台詞はペットを亡くした飼い主には、
胸にくる台詞でした。

劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール

2008年07月21日 | 日本映画 評価3
公開中 湯山邦彦監督

新評価 3.0

「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール
 ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ」

と相変わらず長い名称ですが、
子供と共に今年もニンテンドーDSを持って劇場へ。
まずは前売り券でレジギガスが貰える。
次に劇場でシェイミが貰える。
貰ったカードとコインはアーケード機で使える。
と、去年以上のハイブリットな戦略。

劇場に着くと外まで親子の行列(汗)。
何割かはポニョやアンパンに違いないと思いましたが、
公開2日目上映2回目はほぼ満席。
事前の席予約を忘れていたことを後悔。
しかも2列目の端の席とは。首が痛くなりました。

映画の内容?途中寝ていたので分かりませんけど、
去年よりはポケモンらしかったです。
まぁ子供が喜んでいたので、それで良いでしょう。

ブレイブ ストーリー

2008年07月19日 | 日本映画 評価3
2006年 千明孝一監督
『両親の離婚、父親の別居、母親の自殺と、
 突然の不幸に見舞われた小5の少年が、
 運命を変えられると言う同級生を追って、
 “運命を変える扉”の向こうへ旅立つ。』

新評価 3.0

児童向けのアニメにしては設定が痛いと思いつつも、
ベストセラー小説なので鑑賞。
ちなみに小説は未読。

さすがは宮部みゆきの原作、全体の流れは悪くなく、
ただ小説未読な自分が見ても、
途中の省略が明らかで、残念なほどに深みが無い。
2時間に納めるためでしょうか?

前・後編の2部構成が無理でも2時間半位にしたほうが、
もっと良い作品になったのでは??

恋するマドリ

2008年07月13日 | 日本映画 評価3
2007年 大九明子監督 新垣結衣主演
    出演 松田龍平、菊地凛子
『姉の結婚で一人暮らしをすることになった女子美大生が、
 引っ越した先の部屋の前の住民と、
 バイト先の博士の恋をまとめようと奔走する。』

新評価 3.0

と粗筋を書きましたが、別に大したことが起こりません。
最初と最後の物語がかなり粗いと感じますが、
主演の雰囲気の良さもあり、
共演の2人に大きく助けられてもいて、
さほど悪印象は無いですね。

もう少しの何かがあれば、かなりの好印象になります。

ザ・マジックアワー

2008年07月08日 | 日本映画 評価3
公開中 三谷幸喜監督
    出演 佐藤浩市、妻夫木聡、
    深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行、
    小日向文世、寺島進、戸田恵子

新評価 3.0

セットも配役も豪華で見て損した気にさせません。
監督の裏方や脇役への愛も分かります。
しかし正直退屈で面白くなかった。
某映画掲示板では高評価ですけどね。

もともと三谷作品とは相性が良くなく・・・、
わざとテンポを外して笑いを誘うのがどうもね?
笑いも泥臭いし・・・。
ところどころ笑いましたけどね。

憑神(つきがみ)

2008年07月02日 | 日本映画 評価3
2007年 降旗康男監督、妻夫木聡主演
    出演 西田敏行、佐々木蔵之介
『幕末の江戸、ある浪人が自身の開運を祈願して、
 酔っ払って神社で手を合わせたところ、
 翌日から貧乏神にとり付かれることに・・・。』

新評価 3.0

浅田次郎原作と有りますが、落語で似た話があったかな?
それはともかく豪華なキャストで見れます。
が、最後がアン・ハッピーエンドなのが残念。

疫病神、死神と次々にとり付かれた主人公が、
後半で急にシリアスな顔になって、
「如何に生きるかより、いかに死すかが大事」とは、
ちょっと興醒めです。

ゆれる

2008年06月19日 | 日本映画 評価3
2006年 西川美和監督
    出演 オダギリジョー、香川照之、
    真木よう子、伊武雅刀
『東京でカメラマンとして働く猛は母の一周忌で帰省する。
 翌日、実家を継いだ独身の兄の稔や、
 幼なじみの智恵子と3人で近くの渓谷に行くが、
 猛がひとりで写真を撮っている間に、
 渓谷の吊り橋から智恵子が転落し、そこには稔がいた。』

新評価 3.0

世間の評判は高いようですが、ちっとも私の心は揺れず終い。
結局、兄は人殺しなのか?弟の証言は間違いなのか?
真実は見ている人任せ。

物語は人物の心理描写で紡がれるのですが、
あそこまで人をうらやむ習性も、東京への憧れも、
単調な仕事が疎ましくもない私には、
正直、空気が読めません。

映画としての構成、画面の巧みさは分かりますが、
あの吊り橋じゃ人は落ちないよね。と内心思うし。

初雪の恋 ヴァージン・スノー

2008年06月18日 | 日本映画 評価3
2006年 ハン・サンヒ監督
    出演 宮崎あおい、イ・ジュンギ
『陶芸家の父と共に京都の高校へ転校して来た韓国人の青年と、
 同じ高校の日本人の女子高生とのラブストーリー。』

新評価 3.0

いかにも韓国映画らしい荒唐無稽さと、
外国人の京都と京おんなに対する妄想が詰まった作品。
古臭いというか、懐かしさを憶えるようなストーリーは、
最後が明るくハッピーエンドなのが救い。

映画ならではご都合主義には賛成なんですが、
物語の大事なところを偶然や奇跡に頼りすぎでは?
でも2人の間が引き裂かれる理由が差別なんて言う、
お決まりのパターンにハマらなかったのは○です。

吉祥天女

2008年06月15日 | 日本映画 評価3
2006年 及川中監督、鈴木杏主演
    出演 本仮屋ユイカ、勝地涼
『謎の美少女に運命をもてあそばれる
 人々の姿を描いた異色のサスペンス。』

新評価 3.0

上記の粗筋は某番組ガイド誌よりの抜き出しで、
これと原作の少女コミックなども知らずに、
出演者から想像して見はじめてビックリ。
こりゃ、なんともワイルドな復讐劇なんですね。

鈴木杏が妖艶な女子高生(!?)を
頑張って演じていまして、
一応“さま”にはなっていますが、
なにかが根本的に違う・・・。

かろうじて2時間サスペンスになっていないので、
なんとか及第点かな。