東京都3位
勝たせてあげられませんでした。
この結果をどう受け止めて良いか自分自身まだよくわかっていません。
各チームのエースが走る1区で果敢に前に出たカオリ。
カズキ、シオリ、ユウサクで少しずつ順位を上げてきた時には去年のレース展開が頭をよぎりました。
ユウナ、シュンヤも前との差が開いてペース配分が難しいなか立派なタイムで走りました。
区間順位もみんな上位で通過順位は5→4→4→3→4→3。
作戦通りの後半で追い上げるJACの黄金パターン。
みんなそれぞれ自分の役目を果たしてくれました。
それでも上位のチームは強かったです。
今までは女子3人をそれなりのタイムで揃えられれば勝てていましたが、どのチームも本気で全国で狙っている今は6人全員がかなりのタイムで走れないと勝負にならないのかもしれません。
惨敗してもおかしくなかったなかでトップとは44秒差、選手は力を出し切りました。
そして実力通りの結果しか出ませんでした。
風が強かったのでタイムとは比較できませんが、秋からのもうひと伸びを今回はさせてあげられませんでした。
ベーシックからの練習の流れも含めてこの敗北をきっかけに大きく変えていく必要があると思っています。
「負けても頑張ったからそれでいい」とは本気で取り組んできた選手に対して失礼だと思うし、それを口にするのは指導者として卑怯であるとすら感じます。
清新JACである以上駅伝だけは負けられなかった。
4年間クラブに関わらせて貰い、毎年厳しいと言われながらも駅伝でのミラクルを何度も体験させてもらいました。
正直今年もなんとかなるんじゃないかと心のどこかで思っていました。
良くも悪くも僕自身は『負け慣れて』いなかったみたいです。
今思えば今年のチームは『勝ち慣れて』いなかったように思えます。
まだまだ伸び盛りの子が多く、速くはなったけど強さがまだまだ足りなかったと思う。
自分自身にも甘かった所が多かったと思うし、この一年の間にクラブとして色々変化がありました。
ベーシック始めてからJACが弱くなったなどとは絶対絶対絶対言わせない。
6年生は息つく暇もないまま中学陸上と言うさらなる大きな舞台が待ち受けています。
去年のメンバーもそうだけど負けた事をきっかけに強くなった先輩は数え切れないほどいます。
畠中コーチの言った『負けに慣れない』を胸に刻み、その先にある『勝ち慣れる』ところにまで中学生になるまでの残り少ない練習で少しでも導いていければと思います。