「忍びの国」

2012-05-24 | news

和田 竜作(新潮文庫)を読んだ。
伊勢の北畠(織田)信雄が伊賀に攻め込んで大敗した「
天正伊賀の乱」を題材にしている。
この後信長が伊賀に攻め込んで「根絶やし」にしたことは知っていたが,信
雄大敗の巻は読んだことがなかった。
それを読めたことはgood.

解説で児玉 清が激賞している。
Amazonの書評を見ても手に汗にぎるエンターテインメント小説,といった感じの評が半分くらいはある。
私は??の方。
まじめな部分と劇画的な部分が混在していて,「何これ」と何度か感じた。
キャラクターが重なり,読み進んでも「立って」こない。

私はストーリーを追う飛ばし読み派。
児玉氏は丁寧読み派なのかもしれない。
そうとでも考えないとあの激賞は理解できない。


 

 


書き換え

2012-05-24 | news

<核燃サイクル原案>秘密会議で評価書き換え 再処理を有利

 内閣府原子力委員会が原発の使用済み核燃料の再処理政策を論議してきた原子力委・小委員会の報告案を作成するため4月24日、経済産業省・資源エネルギー庁、電気事業者ら推進側だけを集め「勉強会」と称する秘密会議を開いていたことが分かった。表紙に「取扱注意」と記載された報告案の原案が配られ、再処理に有利になるよう求める事業者側の意向に沿って、結論部分に当たる「総合評価」が書き換えられ、小委員会に提出された。政府がゼロベースの見直しを強調する裏で、政策がゆがめられている実態が浮かんだ。(毎日新聞)

これは重大な犯罪ではないか。このような「書き換え」の結果大災害に見舞われる可能性がある。福島原発事故もこのような「書き換え」の結果起きたのではないかと合理的に推測できる。