「原発のウソ」著者の京大・小出裕章助教「本が売れてもうれしくない」
この期に及んで,小手先のことをやるなあ,と嘆息。
こんなにおおっぴらに内閣の主要メンバーの行動が食い違っていていいものだろうか。
経産相は原発再起動目指し「全国行脚」,官房長官は「そんなの無理」。
ペテンの次は矛盾か。
やけっぱち?
責任は知事にあり,自分たちにはない,電力買取法案をよろしくね,と言いたいのかもしれないが,
「正義の味方」管ナオトが抵抗勢力をこっぱみじんに,というストーリーには無理がありすぎる。
正義の味方が議事録を作らず,国民の安全に関する重要情報を隠蔽する,などということはありえない。
管,どうした?である。
・・問題は定期検査が済んだ原発の再稼働が困難になっていること。すでに検査を終えた原発も、震災後は1基も動いていない。政府は再稼働の説得に懸命だが、事実上の許可権限を持つ地元の知事が首をたてに振らないからだ。
知事がOKを出しにくい理由は、原発の安全性に関する政府の考え方には矛盾が多く、説得力に欠けるためだ。その1つは、菅首相が浜岡原発(静岡県)の運転停止を要請したことに関連する。
浜岡原発は、今後30年以内に震度6強の地震が起きる確率が84.0%と高い。これが停止を要請した理由だった。だが、この確率は女川(宮城県)で8.3%、東通(青森県)や柏崎刈羽(新潟県)、東海第2(茨城県)、川内(鹿児島県)はいずれも2%台である。たしかに浜岡は飛び抜けて高いが、では確率が2-8%なら目をつぶってしまえと言うのか。政府はこの指摘に答えられない。だから地元民も納得しにくく、知事はウンと言えない。
もう1つ、政府は福島第1原発に関する事故報告書をIAEA(国際原子力機関)に提出した。その内容は安全対策の不備を全面的に認め、不備を是正するというもの。だとすれば定期検査が終わった原発も、この基準に照らして安全性を高める必要があるのではないか。政府はこの疑問にも答えていない。
ふむ。管内閣は,「安全対策の不備を全面的に認め、不備を是正する」とIAEAに報告した。
たしかに,不備を是正した後でないと再稼OKとはいかない。
OKしてしまうと,後で(事故が起きた場合)「不備を是正していないのに再稼働を認めた」と訴えられるだろう。
- もんじゅ炉内落下の装置、引き抜き完了(6/24)
まずはめでたい。
地震超大国で通常の原発を安全に管理する能力がないのだ,高速増殖炉などとても扱えない。
中部から関西にかけて広範囲の国土が破壊されるリスクを考えたら,もんじゅには廃炉以外の選択肢はない。
文殊観音も「当然です」と言われるだろう。
西山審議官が謝罪「身を正して参りたい」…保安院広報担当「女性問題」受け
事故即「入院」の東電社長、「可能性」のまだら目原子力安全委員長、ペテン師首相とこのふざけた保安院審議官。
これでは収まるものも収まらない。
無政府も同然の状態で福島原発が破局的事故に至ったことになる。
主だったところにはキチンとした人物を配しておくのは国家の最低の責任。
国会はこれを理解してもらいたい。