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室生寺

2010-03-10 15:12:57 | 日々の建築ウォッチング
先日、法事で大阪に一泊し、
次の日、奈良県の室生寺へ行ってきました。


門をくぐって階段を上ると、正面に見えてくるのが金堂です。
眺めていると不思議と心落ちつく建物でした。
【平安初期の国宝建築】



この建物は、間口五間・奥行き五間で、屋根は寄棟造り。

なぜ方形(ほうぎょう)屋根にならないか?というと、
「一間」の寸法が各々異なることと、
前方が母屋下がり的な、屋根吹き降ろしになっていました。

それが調和的で美しく感じるのは、
前面が一段低いところに建っているからでしょうね。
懸造り(かけづくり)の良さが十分出ています。




そして、階段の上には、優雅に建つ五重塔。
【平安初期・国宝建築】



この五重塔は、写真映えしますね。とても綺麗です。

五重塔としては法隆寺に次ぐ二番目の古建築で、
また、屋外の五重塔としては国内最小。(総高は16.1m)
階段下から見上げて、ちょうど良い大きさに見える建築です。


室生寺の建築物も素晴らしいですが、
内部には、優美な如来・菩薩・神将像が何体も設置されていました。

女人禁制だった真言密教の中で、
唯一女人に参拝を許した室生寺。

ここを訪れた女人たちは、どのような想いで
この仏像たちを拝んでいたのでしょう。

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