goo

石巻の被災地を訪ねて-3

2012-04-25 12:39:04 | 日々の合間に

長面地区を後にし、白浜地区へ向かいました。

高台に見えてきたのは、“仮設でない、常設の復興住宅”。

 

ここに来るまで、途中、たくさんのプレハブ仮設住宅を見かけました。

住まいを失った方の多さを改めて感じます。

 

こちらの復興住宅(常設住宅)は、杉板の外壁に、地場産のスレート屋根材。

日本の民家、という感じで素敵です。

 

海を眺められる高台に位置し、

津波がきても安心できる高さにありました。

いい眺めでした。

 

 

昨年秋、神奈川県建築士会の勉強会で、

こちらの復興住宅を計画された工学院大学の

後藤治先生のお話を伺っていました。

 

仮設で無いことの利点

1.その土地から離れずにすむ(コミュニティーが守られる)

2.引き続き地場産業(漁業など)で生計がたてられる

3.地元で造ることができる(地場産業の復興)

4.町並みに合う、その土地の民家の形で造れる(町並みが壊れない)

 

仮設住宅と変わらないコストで建設というコンセプト。

それに、仮設で無いので建物自体が無駄になりません。

 

建物の大きさは約20坪と、都心でも十分参考になる大きさです。

 

もう、大きな家は要らない、と思うのは私だけでしょうか(笑)

(小さくても、住み心地の良い“普通の家”を目指しませんか)

 

続く

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。