長面地区を後にし、白浜地区へ向かいました。
高台に見えてきたのは、“仮設でない、常設の復興住宅”。
ここに来るまで、途中、たくさんのプレハブ仮設住宅を見かけました。
住まいを失った方の多さを改めて感じます。
こちらの復興住宅(常設住宅)は、杉板の外壁に、地場産のスレート屋根材。
日本の民家、という感じで素敵です。
海を眺められる高台に位置し、
津波がきても安心できる高さにありました。
いい眺めでした。
昨年秋、神奈川県建築士会の勉強会で、
こちらの復興住宅を計画された工学院大学の
後藤治先生のお話を伺っていました。
仮設で無いことの利点
1.その土地から離れずにすむ(コミュニティーが守られる)
2.引き続き地場産業(漁業など)で生計がたてられる
3.地元で造ることができる(地場産業の復興)
4.町並みに合う、その土地の民家の形で造れる(町並みが壊れない)
仮設住宅と変わらないコストで建設というコンセプト。
それに、仮設で無いので建物自体が無駄になりません。
建物の大きさは約20坪と、都心でも十分参考になる大きさです。
もう、大きな家は要らない、と思うのは私だけでしょうか(笑)
(小さくても、住み心地の良い“普通の家”を目指しませんか)
続く