奈良の建築見学の続きです。
南大門の大仏様建築を見た後、大仏殿にも足を伸ばしました。
朝8時半ごろ訪問したのですが、
内部では僧侶たちによる声明が響いてました。
大仏さんを拝んで気付きましたが、正面の貫がありません。
大仏さんの顔が隠れないようにしているんですね~。
しかし、大仏さんに再会するのは何年ぶりでしょう。
思い出せない程、昔のような気がします。
ちなみに大仏の高さは14.7m、それも基壇に載っているので
天井がいかに高いかが分かります。
木造軸組建築では、世界一の大きさとなるそう。
隅部の構造もシンプルで明快。
それにしても、柱がスクッと天井まで延びるこのカタチ、
ゴシック建築に通じるものがある気がしてきました。
ゴシック建築は、ロマネスク建築の後にできた構法ですが
11世紀末から12世紀にかけてできたことを思うと、
大仏様建築とほぼ同世代!
洋の東西問わず、同時期に天への憧憬発祥でしょうか。
何だか面白い感じです。(^_^)