日々是好日～にちにちこれこうにち

「アイスランドの“金融立国”断念」
「今後は漁業や鉱物資源に基づいた産業や観光などのサービス業を核にしたい」

asahi.comのアイスランドのニュースを見ました。



約10年前、火と氷の国のアイスランドに旅行し、その時は環境立国という印象を抱きました。


冬の暖房の熱源は、ほぼ100％温泉資源を利用。
家庭用には、温泉を利用した温室があり、
トマトなどの野菜を育てて、食べていました。


そのお陰で、空気は最高に澄み渡っており、
遥か遠くの山が、手が届くかのように見えるのです。


漁業も盛んで、ししゃもが有名。
現地滞在の日本人の半数は漁業関係者。


当時の旅行の目当ては、オーロラ及び地の果ての雰囲気を味わいたく（笑）
その期待を裏切らない所でした。


デンマークのコペンハーゲンから飛行機で3時間。
大西洋をひたすら飛ぶのですが、その間、陸地は全然ナシ。
海、海、海の上ばかり。
やっと、向こうに見えてきた陸地がアイスランドで、
絶海の孤島というイメージです。
あ～地の果てに来たんだな、と本気で思いました。


まるで月世界に来たようなクレーター群、
ブルーラグーンの工場地のような温泉施設。
美しいところですが、寂しさも感じる風景でした。
しかしインターネットは発達しています。

何だか地産地消の風景というか、スローライフの形を見せて貰ったんですよ。


アイスランドが経済成長を求めて、金融立国の道を歩んだ先の金融危機。
国家の破産、とか表現されていますが、
方向転換して進むこれからのアイスランドが、
個人的にちょっと気になっています。