鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

七五三掛の昔の道

2022年08月22日 | 鳥海山

 iwahige’s diaryさんが「千蛇谷源頭の残雪」という写真を8/22付けブログに載せていたので思い出しました。昭和の最後の頃の七五三掛から千蛇へ降りる道。今七五三掛で皆さん一服するところからすぐ左へ降りる道がありました。

 上の写真、人が写っているところの左方に岩の下、道が見えます。これがそれまでの七五三掛道です。看板は通行注意だと思います。これから二三年後に崩壊したと思います。

 千蛇谷から七五三掛へ、その先に難所があるとも知らずに歩いてきます。

 手元にある「山と高原地図 鳥海山 1976」ではこの場所に特別記載はありませんが所有の1986年版(昭和61)、1991年版(平成3)では危険マークがあり「ガケ崩れあり危険」と書いてあります。その後の「山と高原地図 鳥海山」には危険との記載ありませんのでその時は道が付け替えられていることになります。この道は何回か付け替えられていますが、そのたびに上へと取りつきが移動しているようです。行者岳からの道も崩壊、そのうち七高山から新山への道も通行不能になるかもしれません。


昭文社「山と高原地図 鳥海山 1991年」より 誰も知らない太郎鉱泉という所も載っています。

 以前も載せましたが

 千蛇を過ぎ七五三掛へと向かいます。

 一番の難所。前の年までは痩せた道を恐る恐る歩いたのですが、この年は丸太が二本渡されました。足場パイプを打ち込んで固定されています。しかし一冬でこの道も崩壊し、翌年からは七五三掛から少し上ったところから千蛇へ降りる道が付けられたのでした。


こんな地図も欲しいなあ

2022年08月22日 | 鳥海山

 この前鳥獣保護センターへ行った時、館内を眺めていたらこんな地図が張ってありました。Googleフォトに入れていたので忘れていました。

 模型ではなく印刷物です。真ん中に折れ線が入っています、もったいない。あの時係員の方に訊こうと思ったのですが丁度家族連れで込み始めたのでそのまま帰ってきたのでした。昔から地図は大好きでしたし鳥海山の変わった地図となれば手元に置きたくなります。以前書いたようにこんな立体模型もありますしね。

 これつくるの楽しいんですよ。いろいろな山がありますのでどうぞお試しください。確かヤマツミというシリーズです。3Dプリンターあれば自分で作ることが出来るんですけれど。そういえば3Dプリンターで作成したものを販売している方もいましたね。

 


あっという間に秋

2022年08月20日 | 兎糞録

朝の空さやかにはれぬ出羽の国 鳥海山に秋やたつらん

今咲屋二階にて 小杉放庵

 今日は四回目のコロナワクチン。だんだん注射した所の筋肉が痛くなってきました。これからも5か月に一回ワクチン接種することになるんですかねえ。暇人だからいいですけどこれで二日は潰れます。

 お盆を過ぎると一気に空気が秋になったのを感じます。旧暦での秋は7月、8月、9月。新暦に置き換えると8月、9月、10月ということなので8月はやはり秋の始まりなのですね。

 稲穂も色づいてきました。

 休耕田と思しきところの雑草の中にはススキが。湯ノ台高原もススキが見事な所ですが今年はどうでしょう。


Bill Evans Copenhagen Rehearsal Tape (1966 Live Video)

2022年08月19日 | Jazz

 話題になることもないDVD、でもこれ結構飽きないで見ていられるんですよ。Eddie Gómezのベースって大きいんですね。なるほどそれであんな音が出るのか、と。これはMonica Zetterlundとのコンサートのリハーサルのようです。YouTubeの動画にはMonicaは登場しませんがDVDにはおまけとしてあります。Bill Evans & Monica ZetterlundのアルバムWaltz For Debbyでは一曲だけ、Beautiful RoseのEVANSのソロがいいです。YouTubeにありましたので、1:33でのソロ、最高です。(この動画のアルバム、Monicaの表情が他のものと違いますね。)

 本題のDVDはこちら、YouTubeにどなたか動画をアップしていますがDVDそのものは珍しいかもしれません。確かずーっと以前オークションで1000円くらいで買ったような気がします。

 

 この動画について探索して記事を書いている方もいらっしゃるようです。それによればドラマー、アレックス・リールがプライヴェートで撮影していたリハーサル風景とのこと。

 それにしても未だにBill Evansのアルバムは次々に発売されます。どこにそれだけ音源が残っていたのやら。中には前に出た長靴物の焼き直しもあるかもしれません。Bill Evansのアルバム、わが部屋のラックに100枚以上ありますがそこまで詳しく調べる趣味はありません。


昔懐かしい地図の折り畳み方

2022年08月19日 | 鳥海山

 探していた「1:25000 鳥海山 昭和51年発行」の地形図が出てきました。ということはなんと、四十年以上前から鳥海山に登っていたことになります。(それがいいたかったのか??でも今はまともに登れないんですよね。) 湯ノ台、二ノ滝方面から登る人は「湯ノ台」の地図も必要になります。地図、地図といっていますが正式名称は地形図。国土地理院地形図は柾判という特殊なサイズです。柾判の由来についてはこちら

 昭和51年、1976年ですから池田昭二の「山と高原地図 鳥海山」が初めて発売されたころです。

 背景も地図も綺麗ではありませんが、昔は地図はこうやって折りたたんで持ち運んでいました。ワンダーフォーゲル部直伝です。

 まずは四辺の地図以外の部分を裏側に折り、地図のみが見える状態にします。

 織り込んだ裏側です。

 長手方向を半分に折ります。

 今度は裏面が出るように半分に折ります。

 それを両端から中心に向けてパタパタと折りこみます。

 それをまた半分に折ります。これで出来上がり。

 こうして折れば地図の表面は保護されますし折り畳みも開くのもサッと出来ます。

 なにっ、そんなの知ってる?失礼しました。でも実際にこうして地図を持ち歩いている方にはあったことがないですね。もう今はこんな方法やらなくなったんでしょうか。