鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

今日もちょっと散歩 その2

2020年03月18日 | 兎糞録
 もう少し古いものを見たかったので一歩き。

 割れた石の鳥居には天保年間の建立が刻まれていました。
 笏谷石(しゃくだにいし )の石段です。笏谷石は福井県産の石材です。 かつて舟運の盛んな頃帰荷として運ばれてきたものです。

 不細工が番にゃんをしています。

 この石段の下がかつての船着き場。
 これもかつての船着き場から町へ行く道でした。こういった江戸時代の構築物はかろうじて残っているのですが、
 ……こうした江戸時代の名残を過ぎて少し歩くと、いきなり昭和の残骸があらわれます。建築現場の職人さんも、この街は廃墟ばっかりだー、と語っていました。この街も滅びゆく街なのでしょう。
 昭和で役目を終えたものがここにもありました。


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