鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

塞道絵幕

2023年01月18日 | 兎糞録

 今は全く見ることが出来なくなりました。塞道絵幕、全国にもあるものかどうか。

 資料館に写真パネルとして飾ってあるものです。現物は保管してあるようです。塞道絵幕とは何かといえば、下手な説明よりは解説パネルを撮影してきましたので、

 「大壽和里大祭事」、西瓜を割ることで「居座る」をかけるなど昔の人はインターネットなどなくとも、いやないからこそ知恵を働けせることが今の人以上だったのではないでしょうか。三方領地替といえば蕨岡大物忌神社の末社荘照居成神社、こちらも三方領地替に関連していますね。稲荷ではなく「居成」ですから酒井の殿様がそのまま居成ということにかけています。

 この塞道絵幕、残念ながら子供の頃も見たことはありません。近年何回か展示されたことはありましたが見ないで終わりました。もう二度と行事として催されることはないでしょうね、残念なことに。くだらない観光事業やるより、もっと自分たちの住むところの伝統を守る事に力を入れていかないと少しでも儲けようとする有象無象にすべてがむしられて食い荒らされた街で終わりです。碌な観光資源があるわけでなし、気まぐれで訪れる人の財布を当てにしてはいけません。住民の生活の基盤がしっかりしていない町に観光は成り立ちません。市と取り巻きはアホウばかりのようです。観光立地を目指そうとしているのですから。

 昨日資料館に行ったのはこちらを見るのが目的でした。

 私のような貧困層には縁もゆかりもありませんが母親の生家が芸妓置屋をやっていたという話もありましたので見に行ったわけです。

 実際に着ていた着物。

 すらすらと読、めません。


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