好きでしたね、河原宿小屋。廃止になって残念。滝の小屋を廃止してくれた方が良かったのに。
夏には多くの人が訪れました。
鳥海山の拝所もこうやってまた一つ消えてしまいました。閉鎖から長い年月が過ぎました。山小屋はヘリでの荷揚げもいずれ不可能になるでしょうし、荷揚げできたとしてもバカ高い運賃と日程的に荷揚げが計画通りに行かなくなることは予想されます。経営するのは経費的にも不可能になり、「ここに昔参籠所があったんだよ。」なんて語られるのもそう遠くはないでしょう。100年前に逆戻りです。その方がいいですけどね。
そんな河原宿小屋での楽しい九月のある一夜。
今夜の宴会の準備をしています。(河原宿小屋の台所)
日本酒の紙パック、サントリー角瓶、それと缶ビール。ささやかなるガスランタン。コロナの対流型ストーブは暖によし、調理によし、万能です。
何やら大風呂敷を広げているおじさんもいます。
酒の肴は例によって発泡スチロールの皿の中。おっと、紅一点の方もいらっしゃいますね。天井の細引きにかけられたタオル、いかにも山の小屋です。あれっ、酒が足りなくなったのか一升瓶まで登場。ここにも山小屋独特の香りが漂ってきます。
そうですか、そんな昔に河原宿小屋はなくなっていたんですか。ユーチューブで見ると荒れた小屋が映っていますよね。広々していて水が豊富で大好きな小屋でした。
立派な車道もなくて滝の小屋も建替えをしている頃だったなあ。アルペンのスキーを背負って何回も行きました。河原宿はWCP(便所ピー)ってコールサインでしたね。懐かしいなあ。