鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

またしても物欲に負けてしまったのでありました。

2020年03月17日 | 兎糞録
 話は鳥海山からあらぬ方向へとどんどん脱線していきます。
   本好きな人にはわかっていただけると思うのですが。
 また買ってしまいました、二葉亭四迷全集。
 日本の古本屋のサイトはしょっちゅう本を探すのに利用しているのですが、先日、格安で販売しているのを見つけ、購入してしまいました。通常の古書価格の四分の一ほどです。
 大学の図書館の除籍本なのですね。今の大学生は本を読まないので、図書館で購入蔵書にしても読む人なし、読んだ形跡はみじんもありません。大学のシールが小さく貼ってあるくらいで中身は、図書館だけあって保存状態もよし、とてもきれいです。ちなみに都内の某ある程度有名私立大学のシールが貼ってありました。

 先日購入したサントリーの社史も図書館の除籍本でとてもきれいでした、しかもとても安い。姉崎岩蔵氏の「鳥海山史」もかつて除籍本で入手しました。探求書のある方には除籍本を探してみるのもおすすめです。

 ついでに言うと、この二葉亭四迷全集、他にも蔵書しています。一つは、昭和十二年の岩波版全八巻。昔、神保町で捜し歩きました。外箱はボロボロですけれど、中身は綺麗です。このころの本作りは紙質もよかったのですね。
 もう一つが、やはり岩波の新書サイズの全九冊。こちらは上の写真のものに比べると、それほど紙質はよくありません。箱に入っているので何とか綺麗な状態を保たれています。煙草はとっくにやめたので本の痛みは進行が遅いです。
 義兄も本大好きで、屋上にプレハブで書庫をつくっていたくらいでした。
 先日、だいぶ古い本を資源ごみとして処分したのですけれど、お金もないくせに購入癖は生涯治りそうもありません。

 あっ、もちろん飾っておくんじゃないですよ、読むんですよ。

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