今日も古いアルバムを整理していたらこんなものが出てきました。紙切り二代目林家正楽師匠の作品です。
本当はもっと汚くなっているのですが、そこはそれ、PSで修復。
東京へ出た最初の年だったか、高田馬場の駅階段を降ると登ってくる男と顔を見合わせお互いに「オラーッ!」なんと高校の同級生。このあと広い東京で高校の同級生に出会うことが何度かあるのですがこれが最初の偶然です。
彼は卒業式の当日もクラスで一席やったほどの落語好き。顔を見合わせ、どちらともなく「寄席に行こうか。」そこからまっすぐ池袋の演芸場。演目も進み二代目紙切りの正楽師匠。見事な鋏さばきでシャキシャキといろいろな形を取り出して見せます。最後に「お客様、リクエストはございませんか。」そこで友人、大きな声で「ススマイ!」師匠「ススマイ?あっ獅子舞ですね」とにっこり切り始めました。
黒いところは切り出した本体の跡、本体は友人が師匠よりいただきました。切り取った外側が我が家にこうして保存してあります。
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