「本日も読書」

読書と映画の感想。ジャンル無関係、コミック多いけどたまに活字も。

将棋エッセイコレクション

2014年03月02日 | book
将棋初心者なので、昔の話とか分からないんですよねえ。
だからなんか逸話とかまとめてある話がありがたいんですが、
将棋ペンクラブログとか、ものすごくありがたくてよく読んでるんですけど。

で、本書はそんな過去の将棋関連の秀逸なエッセイをまとめたもの。
ペンクラブとか棋士の片上さんとかが触れていたので、面白そうだなあ、と
買ってみまして、面白いのはもちろん読み物としても、過去の名エッセイを
取り上げていることもあって、読んでいて気持ちいいなあ。
昔のエッセイなんて読みづらいんじゃないの?って思ってたんですが、全然そんなことなく。
もう亡くなった、顔すら分からない棋士の姿が頭に浮かぶんですよ。名文いっぱい。


いやあ、だけど桐谷さんのエピソードは激烈でくるねえ。これを入れる、と考えた
編者の後藤元気さんがすごいな。
将棋の世界ってこういう激しい話が今もありますもんねえ。
女流・LPSAとか。。。
昔より全然大人しいんでしょうけど、それでも棋界って尋常じゃないものがある。
やっぱり一つのことに純化している世界ってのは、何かを感じずにはいられない。


将棋エッセイコレクション (ちくま文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房

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