笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

激戦・接戦

2010-09-05 21:40:02 | Weblog
 道新カップが終わった。どの試合も激戦、接戦だった。それは、どのチームもこの大会に照準を合わせてきたからだろう。
 決勝戦は、広尾とウエストだった。結果的には、先の少年団大会のリベンジを広尾がした形になったが、両チームともエースの強打を拾いまくり、スーパープレーが続出していた。両チームともエースを中心としたチームなだけにエースにボールが回るとリズムに乗るが、1本目、2本目で乱れると相手に流れが行ってしまう展開だった。そして、両チームともこれまで何度となく対戦しているだけに勝つことの難しさ、しんどさは相当なものだったと思う。
 きょうは、それぞれの代表を決めるという点でも熾烈な戦いが繰り広げられていた。第3代表を決める試合でも第5代表を決める試合でもどちらが勝ってもおかしくないくらい力は拮抗していたと思う。子ども達は、一人一人が自分の持っている力を思う存分発揮しての結果であり、代表になった5チームはぜひ道東大会で帯広・十勝の底力を見せてほしいと思う。
 それぞれの試合を見ながら、感じたことがあった。一つは、サーブだった。代表権がかかればかかるほど緊迫した場面でのサーブは平常心ではなかなか打てないものだと思う。それだけでなく、体育館の熱気のせいなのか、思ったよりボールが伸びるなど、普段の力で打っているつもりでもアウトになってしまっていたように感じた。大事な局面でいいサーブを打てるチーム、逆にミスを連発してしまうチーム。うちのチームは後者である。たかがサーブ、されどサーブとよく言われる。サーブで試合をコントロールできるチームにしたいと思う。その極意が自然体バレーのフローターサーブにある。
 肩・肘に負担をかけない。
 ミスが少ないサーブ。
 体重を乗せた強いサーブ。
 誰でもできるようになる。

 もう一つが、オーバーパスである。特にセッターのトスのばらつきが多かったように感じた。原因として考えられるのは、ボールをとらえる前の手首が背屈になってしまっているために手首のバネがきいていない。また、6年生くらいになると手首の力も強いために力任せのトスになっていることが多いように感じた。やはり、膝、肘、手首の連動で柔らかい、アタッカーに優しいトスが、結果的にはアタッカーの故障やけがの予防につながっていくと思う。そう考えると、故障しない、故障させないバレーは、すべてのプレーにおいて通じていなければならないと感じる。
 明日から練習で、もう一度基礎・基本を大切にしながら、カバーすることやチーム力の向上に向けて練習していきたい。日々努力。
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