笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

話し合い

2010-02-23 00:02:56 | Weblog
 きょうは、27日に行われる納会の交流戦について、いろいろな取り組みを行った。あらかじめ、6年生の子達に15人のメンバーを2つのチームに分けるよう指示をしておいた。子ども達は、3つのパターンを考えたようだ。その中から、私の方で力のバランス等も考えて、1つに絞った。
 子ども達には、昨日の6年生のバレー教室での私感じたことを話した。つまり、自己主張についてである。私の方から、1つの提案をした。それは、キャプテンとチーム名を決める際に、安易に多数決やジャンケンで決めないこと。自分の意見や考えを必ず言うこと、その際には理由も言うこと。これらのルールに基づいて、話し合いを行わせた。すると2つのチームでカラーが出ていた。丸くなって、とにかくルールの通り、自己主張をしているチームと話し合いをせずに自分の意見を司会の人だけに言っているチームとに分かれていた。すかさず、自分の意見を言うことや話し合いをするように介入した。
 自己主張をする、自分の考えを言うということは、みんなに自分のことをわかってもらうということであり、一人の人にわかってもらうということではない。いろいろな考えがあって、それが1つにまとまらないからみんなでどうするのか、悩んで考えて、1つの答えを導き出すというプロセスが大切なのである。そういう経験を通して、人とのつながりもできるのではないかと思う。だからこそ、安易な妥協や簡単な方法を使ってほしくない。
 子ども達は、どうしても答えを出すことが目的になってしまいがちである。それは、仕方がないことだが、そういう子ども達にしてしまったのは、我々大人の責任でもあるかもしれない。すぐに結果や答えを出そうという風潮、目先のことばかりにとらわれる風潮というのがあるのかもしれない。時間がない、早くしろと子どもをせき立てているのかもしれない。だからこそ、何かを決める時にじっくり落ち着いて考えることや話し合うことが必要なのだと思う。
 子ども達は、時間のことなど気にせず、じっくり話し合っていた。練習の最後に、納得のいく話し合いができたかどうか聞いてみた。するとみんな笑顔でうなずいていた。
 6年年生には最後の最後まで私ができるだけのことをして卒団してもらいたいと思っている。素敵な中学生になってほしいから。日々努力。
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