図書館で映画の棚を見ていたら、「ジェームス・ディーン/ ワーズ」という背表紙が目に入りました。このコーナーはたまに見ているのですが、この本は初めて見たのです。手にとってパラパラとしていると、思い出しました!L.Aにいた頃、何かの用事でハリウッドに行ったら、歩道でロケをしていたのです。見るとジェームス・ディーンらしき俳優が立っていました。周りの見物人が「テレビドラマの撮影らしい」などと話していたのですが、あれ以来すっかり忘れていました。
翌日、1976、77年頃のジェームス・ディーン関係のドラマ、映画を検索してみると、二つありますね。 一つは1966年のテレビ・ドラマのようで、DVDがありました(私がロケを見たのはこれかも)。
もう一つは「ジェームス・ディーンにさよならを」1978年。ひどいタイトルですねえ。原題は"September 30. 1955"、 どうやら未公開のようですね。wowwow開局当初、放映したらしいのですが、、。
「ジェームス・ディーンと自身を重ねる一人の若者にとって、1955年、9月30日は自身の青春の最後の日でもあった、というシニカルな物語」と紹介されています。
リチャード・スミス、デニス・クエイド、デニス・クリストファーなどが出演しています。機会があれば見てみたいですね。
ひとまず借りてきたこの本には、あまり長生きはしない、という言葉がありますね。監督などの彼への発言を読むと、かなり扱いにくい若者だったようです。本人も、自分の性格を持て余しているのかな、と思わせる発言もありましたが、、。
「僕はただ旨いだけの俳優にはなりたくない。どんどん成長し続け、誰も僕に手が届かないくらい大きくなりたい。何かを証明するためではなく、自分と自分の人生すべてを一つのことに捧げたら、導かれざるを得ないところへ行くだけだ」
「人生には避けることが出来ないものがある、と思う。運命は予め作られていて、僕らが自分たちの運命の糸に引かれて行くから起きることなんだろう。・・・・そうやって僕らは自分たちの運命を形作って行くんだ」
「年老いてからのヘミングウェイは、うまい汁を絞り取った後の、残りかすの人生を送っていた ・・・・・・・・ ぼくは30歳以上は生きないよ」
車でも相当スピードを出すようで、死ぬ直前にも、スピード違反でチケットを切られていたのですね。チケットを渡したパトロール・ポリスはその時「スピードダウンしなければ、生きてサリナスへはいけないぞ」とジェームス・ディーンに言ったそうです、、、、。
イーグルスが歌っていましたね。「 生きるのを急ぎすぎた。死ぬには若すぎた」
James Dean,James Dean
I know just what you mean
James Dean,you said it all so clean
And I know my life would look all right
If I could see it on the silver screen
You were the lowdown rebel if there ever was
Even if you had no cause
You were too fast to live, too young to die
You were too fast to live,too young to die