Chicago Tribune Jan.24 1999
最近BSでなぜかマイケル・ジョーダンの番組が。一度引退し、メジャーリーグを目指すが、、結局選手のストライキを機にブルズに復帰。先日もその再放送をやっていましたが、思い出したのがボブ・グリーンの「マイケル・ジョーダン物語」。 (原題は"Hang Time")
*ハング・タイム→ 空中にジャンプし、ダンクするまでの浮遊時間のこと。
ボブ・グリーンがコラムで、親に虐待され、心をふさいだ少年のことを書いた。少年はバスケには興味があるという。それを読んだブルズの副社長が、グリーンのオフィスに電話をし、ブルズの試合に招待する。
ボブ・グリーンと共に会場に来た少年に、ジョーダンはボールボーイのユニフォームをプレゼント。そしてやさしく話しかけただけでなく、ベンチの自分の席に座らせた。ハーフタイムには、その少年にボール拾いを手伝わせたのだ。
これをきっかけに、グリーンはジョーダンを取材し始め、1991年から1992年にかけ、親しくなっていく過程での対話やジョーダンの日常を描いている。
「世の中の人は二種類に分けられる。
重大な危機に瀕したとき、ボールを欲しいと思う(責任を負いたいと思う)タイプと、誰か他の人に取って欲しいと思うタイプである。
頼られたくない人もいれば、他の人にリーダーシップを転嫁するのは恥ずべきことだと思う人もいるのだ」 M・ジョーダン
ジョーダンの素の人柄が、淡々とした文章から良く伺え、静かな感動さえ与える本だと思います。
Rが高一になる春休みに、シカゴに行きブルズの試合も見たのです。結局それがジョーダン最後のシーズンだったのですが、生のジョーダンのプレイを見られてラッキーでしたね。その試合は、友人の家でビデオにも録ってもらっていたので、ジョーダンのレストランで買ったTシャツなどと共に良き思い出です。