2011-6
「この店に通いたい。コーヒーを飲みたい。
僕はどうやら物語の魔法をかけられたらしい」 重松 清
この言葉に引かれて読んでみました。初めは、あれ?少し、、と思っていたのですが、2章からは安心してこの喫茶店を味わいながら読み進みました。「美味しくなれ」と言いながら淹れるコーヒーを私も飲みに行きたいです。
第4章の話は年齢の近さもあってか、少々身につまされて読みました。
喫茶店といえば数十年前ですが、夏の和歌山のとある海近くのジャズを流す喫茶店を思い出しました。特に変わった所はないのですが、マッチが印象的だったのです。市販の無地のマッチ箱(今はもうナイかな?)に油絵具でさっと色を載せていました。3色くらいだったでしょうか?ちょっと抽象画の趣きで、まあ言ってみれば一点ものですよねえ。なかなかおしゃれな感じで好きでしたね。
そうそう、渋谷の「マックスロード」もよく行きましたね。たいてい円テーブルで、サイフォンで淹れるコーヒーを飲んでいたのですが、。そうだ、数回前に書いた「雑誌SUB」のスタッフの一人とこの店で話したことがありました!ジョ、ン・レノンの話をしていたら、ジョンの写真を頂いたのですよ。今でもその写真がどこかにあるはず、、、、。
さてと、本の第一章に出てくる、ケルティック・ウーマンの「アメイジング・グレイス」を聴いてみますか、、。
2010
「アメイジング グレイス 何と美しい響きだろう
私のように道を踏み外したものでも救われた。
以前は盲目だったが、今は見えるのです」
Amazing grace how sweet the sound
That saved a wretch like me
I once was lost but now am found
Was blind but now I see