天井埋め込み式カーテンボックス

2009-05-11 00:35:11 | Weblog
 カーテンレールが外から見えない「天井埋め込み式カーテンボックス」に憧れていました。壁にレールを付けるとどうしてもその上に埃も溜まりますし、カーテンもモコモコした感じがします。新しく家を造る時には、絶対にこれを取り入れようと考えていました。誰が考えても「天井埋め込み式」がメリットが多いと思うのですが、実はこれって考えているより手間がかかるようです。

1.天井にカーテンの重量を支えるだけの補強が必要
 通常、壁面と違って天井には重量がかかるような設計はされていません。
2.カーテン丈が長くなり、その分の費用が増える。
 何でも既製の標準サイズを利用するのが一番コストを抑えられます。ちょっと変えるだけでも、思っている以上に費用がかかる場合があります。でもここは仕方のない出費です。出来上がりには雲泥の差がありますから
3.窓を全開放するためには、その左右にカーテンをしまう分のスペースが必要
 カーテンも使わない時にはしまっておかなければなりません。当然のことですがこのカーテンって結構、かさ張るのです。これを窓枠にかからないように収納しておくためには、その分カーテンボックスも長く造らなければいけません。
4.カーテンボックスの材質
 通常は関係ないのでしょうが、今回は天井の柾目のスギ材に合わせて、ボックスも同じ材質で仕上げて頂きました。実はこれはサプライズで、監督が仕上がりを考えて特注して下さっていたのです。