風呂敷

2010-08-23 21:45:32 | Weblog
 京都に行ったら、絶対立ち寄ろうと決めていたのが、「京都 掛札」です。TVで紹介されているのを、偶然見て、これは行くしかないと思いました。

 風呂敷がこんなカラフルなんて!何か包みたくて仕方がなくなります。

 それにこんな使い方があるなんて
 興味のある方は、「風呂敷 包み方」で検索してみて下さい。

 写真は、「鳳凰」の柄です。
 105cm四方ですが、直径120cmの丸テーブルにピッタリ!テーブルクロスにしてもとてもお洒落でした。
  
 色違いもありますから、皆さんも是非、お店の方に立ち寄ってみて下さい。
 お店は、大通りからちょっと路地に入ったところで、最初は「えぇ、ここ!」と思いますが、お店の中は別世界です。
 ご主人から風呂敷の柄についての「うんちく」をいろいろ聞いていると、全部欲しくなりますよ。

 
 

五重塔

2010-08-22 16:47:41 | Weblog
 幼い時に、良く五重塔の絵を描いていました。子ども心にもそれが美しく見えたのでしょう。屋根の垂木が横一直線に並んでいるのを見て、マッチ棒でそれを真似て造ろうとしたこともありました。

 でも京都や奈良の寺院を実際に見るのって、高校の修学旅行一回くらいなんです。いつかはもう一度・・・と思いながらこの歳になってしまいました。そこで思い切って今年の夏は京都、奈良見学を計画しました。
 
 今回は、「宮大工と歩く奈良の古寺 小川三夫著 文春新書」を読んで行ったのですが、本当に良かったですね。興福寺の五重塔は五十・一メートル、法隆寺の三十メートルに比べれば、ど迫力とあったのですが、本当に大きかったですね。

南向きと北向き

2010-08-16 00:10:16 | Weblog
 南向きの家が一見良さそうだが、南側が道路に面していると、玄関も南向きになることが多い。明るい玄関は気持ちが良いものだが、狭い土地では陽の当たる場所を玄関にするのはもったいない。また、せっかく大きな開口を設けても外から丸見えとなりかねない。

 北向きというと何となく暗い、ジメジメといった感じがしまうが、採光は思ったより十分得られます。問題は、冷え対策だけで、住むには北側の部屋の方が過ごし易いのではないかと思います。

 それと、暖かくなって木々が育ち始めると、葉っぱは太陽に向かって伸びるため、北側に植えた木々の方が、その正面の青々しさを眺めることができます。但し、建物の影が及ばないくらいの広さの庭が必要とはなりますが・・・
 
 写真の木は、楠木らしいのですが、太陽を求めてビックリするくらいの生命力で伸びています。植えた記憶がないので、遠い昔にどこからか種が飛んできて大きくなったものと思います。

並んだ小さな窓

2010-08-14 20:33:59 | Weblog
 暗くなってから自分の家を眺めたことがありますか?外が暗くなると、明りのついた家の中って、自分が思っているより中の様子が丸見えなんです。

 暗いところでは瞳孔が開いていますから、明るい方はよく見えるのです。逆に、明るい方に居ると、瞳孔が開いていないので、暗い外の方はまったく見えないのです。

 写真は、南側の小さな窓の様子を、暗くなってから撮ったものです。小さな窓が漏れる光が規則正しく並んでいて、綺麗ではないですか?

 考えたことがなかったのですが、建築家ってこういうシチュエーションもイメージしながら設計しているんですよね。

小さな窓

2010-08-13 10:36:27 | Weblog
 窓がひとつあると、そこから光が入り、風が入ってきます。壁というのは安心感も与えますが、圧迫感も与えます。壁を目で追っていき、どこかで視線がその向こうに抜けると、思っている以上に気分が安らぎます。
 
 写真は、玄関吹き抜けのフィックス窓(はめ殺し窓)です。ポイントは南側なのにあえて小さな窓を選択したことと、家からではなく外側から見た時のデザイン性です。
  
 部屋を使う側からだけで窓の位置を選択すると、外観のデザイン性が失われてしまいます。よく観察すると通常の窓って、一階と二階の窓の縦枠のラインが一直線に揃っていたり、あまりバラバラな大きさの窓は並んでいません。部屋のバランスからではなく、外観のバランスによって窓が配置されているんです。

住まいの5大ストレス

2010-08-11 22:35:09 | Weblog
住まいの5大ストレス
 ☆「光環境」ストレス・・・暗い
 ☆「空気のよどみ」ストレス・・・ニオイ、ジメジメ感
 ☆「温度差」ストレス・・・暑い、寒い
 ☆「閉塞感」ストレス・・・狭い、圧迫感
 ☆「コミュニーケーション不和」ストレス・・・人間関係が希薄、不仲

 窓からはじめる
  住むだけでストレスが消える家 一級建築士 青木恵美子著 

 高断熱になって、冷暖房を入れれば過ごし易いのは過ごしやすくなりましたが、やはり空気が流れる家が良いですね。自然な風って、とても気持ちが良いものです。

 私が、この中で一番苦手なのは、閉塞感ですね。飛行機の座席なんかもとても長時間は我慢できません。一度でいいから、ゆっくりした座席で飛んでみたいものです。
 

網入りガラス

2010-08-08 20:21:05 | Weblog
 準防火地域の窓は、延焼を防ぐため網入りガラスにしなければならないと建築法で決められている。
 これは、以前にも書いたことであるが、「網入りガラスって延焼を防ぐ」ためなの?

 規則だから仕方くらいにしか考えていなかったが、「網入りガラス」って、泥棒等の侵入を防ぐためにガラスを強化したものではなかったのです。

 何と網入りガラスの強度は、普通のガラスとほぼ同じなのだそうです。

 火災の時、通常のガラスだと炎の熱によりすぐに砕け、火がそこから燃え移ってしまいます。網入りガラスは、金網によってガラスの砕けるのを抑え、一定時間炎の広がり、侵入を防いでくれるのだそうです。

 金網は、ガラスの飛散防止が目的だったのです。