レッドウッド

2008-07-14 20:51:50 | Weblog
 話の流れから家の壁には、ウッドを使うことになった。サイディングでもよかったのだが、やはり質感が違うし、少しは贅沢したいという気持ちをくすぐられたこともある。建築家は施主の思いを形にする訳だが、自分の意向に沿ったものだと、それはすぐに受け入れらるようである。建築家が勧めたのは、「レッドウッド」という輸入材である。こちらは、何も分からないので、おのずとその方向で計画が進められる。後になり、これが思いの外高額で頭を抱えることになるのだが・・・
 「レッドウッド」とは、タンニン酸(一種のヤニ)を多く含んでいるので耐久性があるらしく、釘もステンレス製か溶亜鉛メッキを使えば、雨ざらしになっても、二十年はもつのではないかとのこと。但し、数年に一度オイルステンなどの塗料を塗って、アフターケアーをしなくてはいけないのは当然である。

枕木

2008-07-11 00:13:53 | Weblog
 園路には枕木を使ってみたが、現在、品薄状態で1本4000円前後するので、予算的に使いきれなかったら、部分的に使うだけでもよい。しかしタイルを貼るのはそぐわないばかりでなく、レンガやタイル、コンクリートなどの石物は、熱を吸収して、周囲にはマンネングサなどの丈夫な雑草しか育たない。
 その点、木は表面温度が40度をこえないから、目地(継ぎ目)でも食物が育つ。

 樹木で演出するミニ・ガーデンプラン 講談社+α新書 正木覚著より

 この本が書かれたのは2000年、枕木は今はもっと手に入りにくくなっています。でも、枕木はコールタール等を染み込ませているため、玄関先などでは靴に付いた油がかなり落ちにくいので注意が必要とも言われています。そんなこともあり、今はこれに似せたコンクリート製のものがよく使われているようです。 







微気候

2008-07-02 01:30:31 | Weblog
 『微気候』とは、住まいとその周辺に限ったミクロの気候のことを言うのだそうです。植物を植えたり、石を置いたりすることによって、住居を強い雨風や日差しから遮ったり、逆にそれらを取り込むことによって、住まいの周辺の環境をほんのの少しだが変化させること。昔の日本家屋では、樹木が防風、目隠し、日差しよけなどに機能的に配置されていました。なんとなく想像できますね。