贅沢は尊敬の表れ

2014-01-07 20:22:24 | Weblog
 そういう贅沢は人の心に潤いを与えるというのは、わたしたちの経験が幾度も告げていることだ。
 たった一人のために摘んで編み込んだ花束。手をかけた料理。本人直々の出迎え。渇きを察して差し出される冷たい水。
 清潔で美しい服装。世間の喧噪(けんそう)と猥雑(わいざつ)を遠い世界に押しやって超然と立つ調度類。顔が映るほどに磨き建てられた靴。柔らかい光を誘うカーテン。
 その日のために採られて飾られた山菜や花々。眺めのいい部屋。心からの微笑み。時節に適した香り。愛撫としか思えないもてなし。うちとけた会話。

 贅を尽くすのは野卑な放縦や権力のひけらかしに近づくことだが、日常の中に置かれる一点、二点ほどの贅沢は心の中に花を咲かせてくれるものだ。

       頭がよくなる逆説の思考術  白取春彦著より抜粋

 建築関係の本ではないですが、すごく良いことが書かれていましたので・・・
家の中にちょっとモノが飾れる場所があると、飾るものによって雰囲気をガラッと変えることができます。旅先で買った小さな置物、子供が作った工作物、写真スタンドなど、さりげなく飾れる場所が何カ所かあると、心を和ませることができます。

 


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1 コメント

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Unknown (白取春彦)
2014-01-08 17:13:52
ありがとうございます
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