らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

鷹ノ巣山から石尾根を経て奥多摩へ

2015年10月22日 | 縦走

10月の連休は、念願であった娘を連れての縦走に挑戦する。
今までは、テント泊山登りといえどもベースキャンプで山は日帰りしか経験がない。
荷物を担いでの縦走は未知の世界であったが、いつかやらねば!と考えていた。
このため、私たちはとりあえず普段から歩荷トレで体力向上に努める。
何はともあれ、体力なくてはこの縦走は成功しないと思ったからだ。
さて、行き先にいろいろ悩んだ末、雲取山を考えていたが日程の都合で鷹ノ巣山にする。
知らない山であったが、調べると関東では人気のある山だそう。
私たちは、1泊2日で初めての縦走に出発する。


奥多摩駅に昼過ぎに到着。
ここからバスで峰谷まで移動予定であったが、バスが手前の峰谷橋までしかいかない。
橋から峰谷まで林道歩き3.5キロが追加されるが仕方ない。
峰谷まで行くバスの本数は少なく、次の便は16時台だったのだ。


黙々と林道歩きが続く…
重荷を担いでのアスファルト歩きは、結構ツライ。


峰谷の小さな奥集落を通り過ぎ、浅間神社が見える頃ようやく登山道に入る。
ここまで峰谷橋から1時間45分経過。
林道歩きで結構疲労感を感じるが、山歩きはこれからだ。


登り始めは急登だったがややもすると、自然林の歩きやすい道が続く。
しかしこの時点ですでに16時半。最近すっかり日が暮れるのが早くなった。
明るいうちに避難小屋まで着きたいが、荷が重いためだろう。
いつもより歩く速度が遅く、なかなか目的地に到着しない。
ウンウン言いつつ登る私たち、背負子に揺られて楽しそうに歌い続ける娘。


鷹ノ巣避難小屋に17時半到着。
小屋の少し手前で水を4リットル汲んできた。
すぐにテント設営して、汲みたて湧き水を使って夕食を作る。
今夜は、豚汁鍋とごはん。娘は麦茶、私たちはお酒で乾杯~!
思っていたより夜間の冷え込みもなく、夏用のシュラフでも眠れた。



翌日は6時半起床。
朝食は前日の鍋の残りにうどんを入れて食べた。
よく寝て、たくさん食べて充電完了。
今日はいよいよ山頂を踏み、そこから奥多摩駅まで歩くのだ。
この日は最高の秋晴れ、風もなく素晴らしい登山日和だ。
小屋前の気持ち良く広がる草原で準備体操をして、8時半出発する。


少し登るとすぐに視界が広がる。
雪に覆われた富士山や、南アルプスまですっきりとよく見える。
連休最終日だが、登山者は少なくとても静かである。


鷹ノ巣山山頂1,736mに9時15分到着。
あそこに見えるのが富士山、と指を指しながら娘に教える。
広い山頂で30分ほどゆっくり景色を楽しんでから先を行く。


歩きやすい登山道をひたすら奥多摩に向かって歩く。
多少のアップダウンはあるものの、尾根歩きは快適で足取り軽い。
所々、紅葉が始まり昨日とは違って景色を見る余裕もある。
とは言え、やはり縦走はそんなに甘くない。
後半になると、重荷での下山で足のつま先が痛くなってくる。
下りだというのに、汗が噴き出て暑くて仕方ないくらいだ。
それでも何とか奥多摩の街並みが視界に入って来た時はうれしかった。

奥多摩駅に14時過ぎに無事に到着。
久しぶりにワタシは、疲労困憊であった。
でも、それ以上に縦走が成功したことの方が疲れを感じるよりも勝った。
そして、一緒に山を楽しんでくれたもうすぐ2歳の娘にも感謝。
今後も家族全員が楽しめる山登りを続けていこうと思う。

 

 

 

 


 


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