08年度第2次補正予算関連法が、昨日国会において成立した。 与党が三分の二の力をもって衆院での再可決に決着をつけた格好となった。
初めから分かっていたこととはいえ、国会議員先生様達のドタバタ劇にはいつものことながら、うんざりさせられる。
この法案の目玉である定額給付金、2兆円が本日より各自治体から全世帯に配布されることとなった。
はたしてこれで何かかが変わるのだろうか? 12,000円もらって何が出来るの? たぶん状況は全く変わらないだろう。 いや、もっと悪くなるのは必定である。
つまり何の役にも立たない法案である。 誤解されては困るがこれは決してもらう側のことを言っているのではない。 支持率数パーセントの親分と与党の大先生方のことである。
麻生さんは、『給付金でのんびりと家族旅行にでも、行ってください』とコメントを出している。 そんなノーテンキなこと言っていいのかな?
ほとんどの世帯で、食品と必要最低限度の生活必需品の購入にあてがわれるでしょう、後は貯蓄に回されます。景気回復のための消費には絶対使いません。だってそうでしょうよ、先がまるで見えない今の状況ですよ、生活防衛最優先があたりまえ。
しかし、今更ながらこの二兆円、もっと他の使いみちがあった筈。 付け焼刃的なこの発想より、土台から修復しようとゆう気概があればいくらでも考えはあっただろうに。
前にもやったことがあるし、よその国でも成功したようだとゆうような安易な考えでしかないような気がする。
もちろん総選挙の人気取りが背景にあることは国民のだれもが周知の事実ではあるが。
これから先の景気対策や雇用問題にもっと予算を割くべきだろう。みんなが一生懸命働いてそれに見合った賃金を頂き、そのお金で税金を納め国が発展することが理想だと思うのだが。
意欲があっても働く場所がないのではどうしようもない。