浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

大統領府発砲事件続報

2005年04月03日 | Weblog
 お伝えしている「大統領府発砲事件」は、大きな波紋を呼んでいます。  大統領府のあるラマッラにはあちこちに兵士の姿が見られ、町中に緊張が走っています。  事件後、表面的には目立った動きはありませんが、治安部隊の一部に不穏な空気が漂っています。それは青年層に強く見られ、発砲事件の主役達に対する同情の声も強く出ています。  そんな動きを察したのでしょう。アッバース大統領は2日、緊急会議を開き、大統領府 . . . 本文を読む