浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

私の視点 入植地は占領と差別の象徴

2005年04月06日 | Weblog
 イスラエルのシャロン首相はこのところの発言で、西岸地区における入植地の拡大政策を掲げています。これは、エルサレム郊外にあるマアレ・アドゥミム入植地(写真参照。西岸地区最大の入植地で住民数約2万8千人)とエルサレムを約3,500戸が入る建物で回廊のように結んでしまおうというものです。  シャロン政権は昨年、30年近く占領を続けてきたガザ地区から全ての入植地を引き揚げると表明、国際社会から賞賛を浴 . . . 本文を読む