浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

レバノンからシリア軍完全撤退

2005年04月27日 | Weblog
 レバノンに居座り続け、29年にわたってレバノン政局に影響を与え続けたシリア軍が26日、完全撤退をしました。これは、ハリーリ前首相の暗殺に怒って立ち上がったレバノン市民の民主化要求の勝利と欧米諸国の政府は大絶賛しています。  しかしながら、大統領や首相以下、政界の大物は押しなべて親シリア派です。重要なのは今後も欧米が辛抱強くレバノンと“付き合う”かです。これまで、適当な関与をしてその後放置をすると . . . 本文を読む