浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

自爆攻撃で多くの死傷者

2005年12月05日 | Weblog
 イスラエルの港町ナタニヤの商店街入り口で5日午前、パレスチナ人青年の自爆攻撃があり、少なくともイスラエル人5人が死亡、50人以上が負傷しました。
 事件直後、青年はパレスチナの最大政党アル・ファタハの武装集団「アル・アクサ旅団」のメンバーであると発表されていましたが、後になってイスラーム聖戦から犯行声明があり、同組織のメンバーであることが判明しました。
 レバノンのヒズボアッラー(神の党)の運営するTVに寄せられたヴィデオでは、西岸地区ジェニン市郊外出身のロトフ・アミン・アブ・サラームという21歳の青年が出撃前の決意を語っています。
 これでまたイスラエル軍は、イスラーム聖戦の拠点と実行者の実家を突き止めに係り、破壊することでしょう。

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