浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

武装グループ、要人を一時拘束

2005年06月05日 | Weblog
 ガザ地区を通り、エジプト入りしようとした自治政府のシャーケル・アブ・エイダ駐北朝鮮大使が4日、40人近くの武装ゲリラに行く手を阻まれ一時拘束されました。その後釈放され、エイダ氏はガザ市に向かったとのことです。
 武装グループの代表は報道陣に、「今日は誰もエジプトに行かせない」と語っているとのことです。事件の全容は明らかにされていませんが、自治政府の警察官採用を巡っての揉め事が原因とする情報もあります。いずれにしても、アッバース体制下の停戦合意がいかに危ういものであるか、この事件一つ取ってもお分かりになると思います。

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