「イスラエル大使館に抗議」 ある読者からのメール

　18日に「レインボー作戦」に反対の声を、とこの欄で呼びかけたところ、数名の読者から在日イスラエル大使館に抗議したとのメールをいただきました。その中から、「凛々」さんとおっしゃる読者の体験されたことをご紹介します(もちろん本人の承諾は得ています）。


午前中に、イスラエル大使館に電話したときの様子をお知らせいたしますね。
「ガザ地区のデモ隊へのミサイル攻撃を今朝のテレビの映像で見ましたが、あまりにも常軌を逸した行動ではないか、人道的に国際社会の一員として許されることではないのではないか、一刻も早くやめさせるべきではないですか」と話したら、「その映像が確かなものであるか、今確認しているところです」といわれるので、ではイスラエルがミサイル攻撃をしたのは事実ではないのかといいましたら、「それはそうだし、死者が出たのも確かだが、デモ隊の近くにまず警告のために照明弾を落としたのだ」というので、「デモ隊にミサイルを落とすということが許されるのですか」と再度尋ねました。
「一方的な話しかご存じないようだけれど、イスラエルも１０００人の死者が出て、６０００人が負傷している」「それだからこそ、今、暴力の連鎖を止めるためにシャロン首相も未来志向で今取り組むべきでは？」「シャロン首相もそうしようと何度も試みようとしたが、そのたびに平和プロセスを歓迎しないテロリストたちが自爆テロでそれをダメにするのだ」「シャロン首相がそうしようとしたことは知っているけど、議会（私の間違いです）も賛成しなかったのでしょう？どうして彼はそれを説得しないのか」「議会は賛成した。リクード党内からの反対だ」「とにかくこのままでは、イスラエルは世界中の嫌われ者になりますよ」「一方的な話しかご存じない。とにかく一方的なデマゴーグに載せられての意見は迷惑です」で、電話を切られました。
正確ではないですが、大体こんな感じでした。悩ましいですね。実に・・・。
イスラエル内部でもこれはいきすぎだと批判が出ている声が、イスラエル全体の声になることに期待したいですが・・。
取り急ぎご報告いたします。