浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

カドウミ いよいよ活動開始

2004年11月19日 | Weblog
 アラファト氏の後を継いでアル・ファタハ中央委員会の議長の座に就いたファルーク・カドウミ氏(アブ・ロトフ)はチュニジアの首都チュニスに在住ですが、23日にヨルダンのアンマンに飛び、パレスチナ自治政府やPLOの幹部と会談することになりました。
 日本で言えば、自民党総裁にあたるポストについたカドウミ氏の影響力は、クレイ首相の比ではなく、会談の結果で今後の中東和平の方向性が変わる事も十分考えられます。私の情報提供者の内の2人がカドウミ氏に会うことになっています。後日、会談の内容をお伝えできると思います。
 先日、TBSの「サンデーモーニング」で、カドウミ氏の顔写真が用意できなかったらしく、人の形のシルエットだけになっていました。そんなに「ナゾの人物」ではないのですがね。日本のマスコミ関係者の中でも、「カドウミWho?」と言われていますが、彼は、長い間PLOの政治局長(外務大臣に当たる)を務めており、来日したこともあります。

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