浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

イスラエル、停戦後初の空爆

2005年05月19日 | Weblog
 イスラエル軍は18日、ガザ地区のハーン・ユニスの住宅街を空から攻撃、ハマースの活動家一人を殺害しました。イスラエル軍の空爆は、2月の停戦合意後初めてのものです。
 イスラエル軍はこの攻撃を、グシュ・カティフ入植地へのロケット砲攻撃への報復と位置付けた発表をしました。しかし、その入植地へのロケット砲攻撃がイスラエル軍によるハマースのメンバー数名殺害に対する報復とハマースは発表しています。
 これは、「憎悪の連鎖」「報復の連鎖」を想起させる事件です。停戦合意が、今や「土俵際」にまで追い込まれた感があります。

最新の画像もっと見る