浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

SAー18ミサイル

2005年01月25日 | Weblog
 イスラエルのハーレツ紙は24日、ロシアのプーティン大統領がシャロン首相に先週、シリアのアサド大統領と最新兵器であるSA-18ミサイル売却の取引はしないと約束した、と報じました。
 アサド大統領は24日にロシアを訪問予定で、SAー18の売却を含む武器の購入が目的の1つであると言われていました。SA-18は持ち運びが簡単な上、シリアやレバノン内部からイスラエルの領土全てが射程距離にあるとされています。このミサイルがシリアの手を経てレバノンの「ヒズボ・アッラー(神の党)」やパレスチナ急進組織の手に渡ることをイスラエルは恐れており、シャロン首相はプーティン大統領に事前に協力を求めたものです。

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