浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

リクード 労働党連立

2004年12月12日 | Weblog
 イスラエルのシャロン政権は、閣僚の辞任(解任を含む)や連合を組む政党の離脱で政権維持を危ぶまれていましたが、ライヴァル政党の労働党と連立政権を組むことで危機を乗り切ろうとしています。  事の発端は、シャロン首相が「ガザ撤退案」を打ち出したことにあります。ガザ地区にある入植地全てと西岸地区の一部の入植地から撤退するシャロン氏の計画は、連立政権を組む与党からも反対が出て、中道政党のシヌイが連立から離 . . . 本文を読む

アラファト氏の医療記録が自治政府の手に

2004年12月12日 | Weblog
 故アラファト議長の医療記録は、治療に当たったフランスの軍病院からスーハ夫人とおいのナスィール・キドワ氏に手渡されていますが、10日、キドワ氏はその写しを自治政府に提出しました。  死後一月経っても死因が断定されぬままでいるため、自治政府は噂の否定に躍起になっていますが、パレスチナ社会では「毒殺説」が一般的に信じられています。  医療記録の公表に関しても、フランスの法律が邪魔になった部分もありまし . . . 本文を読む