ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

新春御殿場・1

2024年01月07日 | たびたび旅
今年最初のお出かけは御殿場でした。
ほとんど縁のない場所でしたが「なるべく楽に行ける場所で温泉があって富士山が見える」という条件で探していて御殿場が浮上しました。
お昼に新宿バスタから小田急高速バスに乗って2時前には到着。運賃は片道たったの1500円です。

東名御殿場のバス停に降りたらちょうど目の前来たタクシーで最初の目的地、東山旧岸邸ととらや工房に行くことができました。
最悪の場合30分歩くことも想定していたのでこのタクシーは本当にありがたかった。

1969年に建てられた東山旧岸邸の隣接地に2007年にとらや工房ができました。二つの施設は美しい竹林や自然林の中を通る遊歩道で繋がっています。

とらや工房。長さ55mの棟が湾曲した建物に和菓子の工房と売店、喫茶室があります。
建物の設計は内藤廣。カーブに沿った屋根付きの廊下が同じく内藤が設計した練馬と高知の牧野富太郎関連施設と共通しています。

ガラスの建具で囲まれた室内空間と、風の通る半屋外テラスが交互にあります。

地元産の木材を使った小屋組みはレーモンドの教会タイプのX型トラス架構。

湾曲棟の外にもテラス席と別棟の喫茶室。別棟は余りの人気と混雑に対応するために2017年に増築したもの。

Rさんのお腹がどら焼きひとつも入りそうもないという感じだったので、先に旧岸邸を見学しました。

1969年岸信介の自邸として吉田五十八の設計で建てられたモダン数寄屋。素晴らしかった。写真が多いので別記事にします。

再びとらや工房。

どら焼きと和菓子でしばしほっこり。和菓子は種類色々あるんですがほぼ売り切れていました。

ホテルまでは徒歩で1km弱。途中にこんなゴルフ練習場があります。
旅行前に御殿場周辺をストリートビューで見ていて偶然見つけたのですが、この眺めをRさんに見せたいというのも御殿場に行くと決めた理由の一つでした。

せっかくなんで少し見学させてもらいました。富士山に向かって打てればいいのですが、残念ながら打席は富士山を背にして立ちます。

ドーミーインEXPRESS富士山御殿場。2022年開業。私たちが泊る13か所目のドーミーイン。推しのドーミーインコグッズに見入るRさん。

フロント前のロビーから富士山は良く見えます。(見えにくいけど左側の窓に富士山)

部屋からも富士山がどーんと見えます。

大浴場「富士桜の湯」は1階で眺望がないのですが、その代わりに屋上にこんな眺めの足湯があります。
Rさんが富士山好きなので富士山の見える宿をいろいろ見ていますが、今のところここ御殿場がベストかも。こちら側からの形が一番きれいです。

夕食は10分ほど歩いて手打そば 金太郎さん。車があれば別ですが徒歩で行ける飲食店はほとんどこの店一択です。

大きな活気あるお店で蕎麦御膳をつまみに赤星を飲んでいました。美味しかった。
帰りは東京では見られない星空を見ながらぶらぶらと歩きました。車だったら3分で着いてしまう所ですが歩きだから見られる星でした。
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