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ありゃりゃサンポ

近現代の建築、町並みと橋が好き。
一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域をGPSで塗り潰し中。

東京港野鳥公園

2024年11月14日 | TOKIO散歩

東京港野鳥公園に鳥を見に行きました。
野鳥観察や撮影を趣味としている方を除けば、東京港野鳥公園をご存じの方はかなり少ないかと思われます。
全都立公園をコンプリしている私でさえ、2023年の環七・大井埠頭散歩のときにたまたま前を通りかかるまでその名を聞いたこともありませんでしたから。

野鳥公園へは品川駅港南口から大森市場行きのバスを使いました。(バスは他にも大森駅やモノレールの流通センターからもあります)
品川から20分バスに乗り、下車後20分歩いて到着です。けっこう不便。ただし日曜日のみもう少し近いバス停に停まります。
でも実はもっと楽に行ける方法があります。一番最後に書いておきます。

最初に管理事務所の東側の東観察広場へ。

観察用の窓は使わない時は閉じておける仕組み。

羽田空港の一番近い滑走路迄2kmの距離なのでかなりはっきりと飛行機の姿を見ることができます。

先ほど淡水の池を見ていました。こちらは海水も混じる汐入の池。
たくさんのカモやシギ類、鵜やセキレイがいるらしいのですが、そう簡単には見つかりませんし、見つけてもスマホで写せるものではありません。



ネイチャーセンターという鉄筋コンクリート4階建ての観察施設。

一番広い1階の観察室。日本野鳥の会のレンジャーさんが常駐し声をかければ解説をしてくれます。

ネイチャーセンターの地下1階は干潟の上の細い遊歩道を歩いて観察することができます。カニやトビハゼを間近に観られます。

鳥の鳴き声が溢れる園路で公園内を移動。

1号から4号まで4つの観察小屋が林の奥に目立たないようにあります。

一番南の海に近い観察小屋で鷹の一種であるミサゴを見ることができました。画面中央の枝の先端で下界を睥睨しています。

望遠レンズでミサゴを狙っているその筋の方々。

管理棟を挟んで西側には田畑や小川を再現した場所も作られていました。

野鳥公園がある場所は1960年代まで東京湾の中の遠浅の海でした。
1960年代に埋め立てが行われた後、何年か使用されずにいるうちに雨水がたまって池ができ草が繁り、いつしか鳥たちが集まるようになりました。
この場所が市場として利用されそうになった際に地域の人たちが蘇った自然を守る運動を始め、それを受けて東京都がここを公園とすることを決めました。
1978年に3.2haの広さでスタートした野鳥公園は何度かの拡大を行い、現在では当初の10倍以上の36haにまで大きくなりました。

しかし知名度は低く、年間の利用者数は5万人程度です。一日平均に擦れば140人。実際は土日に集中しているので平日の利用者は100人以下と思われます。
23区内で人込みを避けて自然に触れたいと思ったときにはとても良い穴場の公園です。鳥好きなら尚更。お勧めできます。
ちなみに新宿御苑の年間利用者数は250万人だそうです。

平日、土曜日にはバスを降りてから20分歩くというアクセスの悪さが難点ですが、実は野鳥公園を通り過ぎて大田市場の中まで行くとずっと近いバス停があります。
「大田市場北門西」バス停。「大田市場北」とか「大田市場北門東」とか似た名前のバス停に注意。
バスを降りた後で、大型トラックやターレの走り回る市場内を歩くので、公園としても最寄りのバス停として紹介していませんが、実は一番近いのはここです。

野鳥公園の後、市場の食堂でお昼ご飯を食べて帰りました。その話はまた明日。

野鳥公園内の至る所で見かけるヘビーメタルスズメ。
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