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ありゃりゃサンポ

近現代の建築、町並みと橋が好き。
一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域をGPSで塗り潰し中。

大塚公園 

2018年08月30日 | TOKIO散歩

昭和3年、東京府の公園課課長だった井下清が一年間の欧州視察から戻ってすぐに手掛けた日本での最初期の欧風型公園。
江戸時代には松平長門守の下屋敷。明治に入り今の大塚病院のための敷地の一部として取得した土地でしたが極端な窪地で使いにくかったために公園に転用。
私はかつてはほぼ毎日のように自転車で前を通っていました。春日通り沿いの藤棚の藤と桜のきれいな公園と思っていましたがこれほど由緒ある公園とは知らず。
上の写真は一番高台にあるテラスでイタリアルネサンス様式が取り入れられたもの。露壇(ろだん)というんだそうです。

窪地に向かう斜面に作られたカスケード(階段状の滝)。これとそっくりなのを前に見たと思ったら水道橋の元町公園でブログでも書いていました
さきほどの井下清公園課長の名前、なんか聞き覚えがあると思ったら元町公園の時にもう名前が出てきていたんですね。書くだけ書いたら忘れる私。

昭和初期のコンクリートの感じが渋いです。この時代のコンクリートを見るといつも朝ドラ「ごちそうさん」のムロツヨシを思い出します。

低地に作られた噴水から尾根道である春日通を見上げる方向。

その反対側、大塚病院方向もやはり斜面になっていて、確かに窪地であることが分かります。斜面をそのまま滑り台にしていました。

大塚公園というとラジオ体操発祥の地というのも売りです。

こんな銅像まで建てられて。昭和4年にここで「大塚ラジオ体操会」というのが作られて、以来90年近く過ぎた今でも毎日ラジオ体操が行われているそうです。
最近私もラジオ体操の有用性というのが少し分かってきて、ほとんど毎日のように一人でやっています。一度大塚のラジオ体操、見てみようかな。

指導者の人があのテラスの上に立って、この広場に大勢人が集まってやってるんでしょうかね。夏休みだけでなく年中無休というのがすごいです。

公園南口。このオブジェのようなのは昭和初期のではないようです。たぶん。
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