ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

MIYASHITA PARK

2020年06月20日 | 渋谷ウォッチング

古い話になりますが、3か月前の3月中旬。すでに渋谷の街からは人が消えていた頃に初めて渋谷フクラス(東急プラザ)の17階の展望テラスに行きました。

17階、18階はCELAVIというおしゃれなカフェレストランですがSHIBU-NIWAと名付けられた(ダサ)屋上部分は誰でも無料で入ることができます。
前に真向かいのスクランブルスクエアで上層階から渋谷を見た時にも驚きましたが、SHIBU-NIWAからの眺めも素晴らしいです。
この時に、写真左側、矢印の部分にある何かに目が留まりました。

白い矢印のところ。元々宮下公園があったところです。針金でぐるぐる巻きになったさなぎのような建物が建設中のミヤシタパークでした。なんでカタカナに?
そのうちこれも見に行こうと思っているうちに外出自粛の4月5月が過ぎて、6月になってようやく近くまで行くことができました。

ここから6月某日の写真です。渋谷駅から宮下公園に行くというと、普通は線路沿いにのんべい横丁の横を通って行きます。

のうんべい横丁を抜けて宮下公園に上がる階段があったところはこんなことになっていました。

のんべい横丁経由でなければ西武の角の路地を入ってこのトンネルを抜けると同じ場所に着きます。どっちにしてもあまり陽の当たる明るいアプローチとは言えません。

のんべい横丁自体は、今どき風のおしゃれなバルもあったりして、この雰囲気は観光資産として価値のある場所になりました。私はここで飲んだことないですが。
ただし、奥にある新しい建物のピカピカのエスカレーターへのアクセスとしては一般の人にはかなり行きにくい場所になります。

ビックカメラの前から明治通りに沿いに歩くとミヤシタパーク本来の姿が見えて来ます。

3階建ての商業施設でけっこうなボリュームがあります。東急プラザの上から見えたぐるぐる巻きの針金の形状もようやく理解できました。

Googleの衛星写真で見た渋谷駅周辺。赤で囲った部分がミヤシタパークの敷地。こうして見ると再開発の中でも土地面積は最大かも知れません。

元の宮下公園もこの道路の上を跨いで山手線の線路沿いにありました。45年前は酔っ払いや浮浪者もいる地味な公園でした。
公昭和5年に誕生した時には道路と同じ高さだったようです。1964年くらいに隣接の渋谷川の暗渠化工事と共に地上にできた駐車場の屋上に「空中公園」に変貌します。
1990年以降は余り行った記憶もありませんが、山手線からは良く見えるのでスケートボード場やボルダリングができる公園に変わっていたのは知っていました。

長さ300mの商業施設の4階部分に宮下公園はそのまま存続するようです。

ヴィトンも入るんですね。東京にいったいいくつお店を持つんだろう。

一番北側は20階くらいの高層ビルになっていてsequence miyashita-parkというホテルが入ります。
商業施設は営業開始が年内に延期されましたがホテルはは8月1日に開業するようです。どっちにしてもコロナのせいであてが外れたのは間違いないんでしょうが。
またオープンしたらレポートします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 広角で江戸東京たてもの園 | トップ | 地図にあるようなないような... »

コメントを投稿