朝から気持ちのいい晴れの日。デスクの隅に何か月も置きっぱなしになっていた招待チケットが目に入り、20分後には埼京線に乗っていました。
目的地は小金井公園の中にある江戸東京たてもの園。
入り口奥の展示室で大銭湯展を開催中。江戸時代の江戸時代の入浴事情から、関東大震災からの復興の過程で寺社の建築技術を用いた「東京型銭湯」が流行。
昭和の「銭湯黄金時代」を経て平成の衰退。今後の新しい銭湯のスタイルを模索するところまで、コンパクトな展示ですがなかなか面白いです。
久しぶりのたてもの園。今回はiPhone11の広角カメラで建物全体を撮り直す気持ちで見て回りました。前川國男邸。
残念なことに建物内部には入れません。園内ガラガラでそこまでする必要があるのかという疑問はありますが、この状況で見せてもらえるだけでも感謝しなければ。
内部の写真は窓から覗き込んで。
外に張り出したロフト部分を支えているところ。
2013年にSONYのRX100で撮った写真と見比べながら書いているのですが、iPhone11は広角なだけでなく映像処理も7年前の高級コンデジを凌駕しています。
もちろんちゃんとした一眼で撮っている人が見ればてんで粗雑な画像なんでしょうが。個人的にはこれで満足できます。
常盤台の写真館。2013年は常盤台がどんな町だったか知りませんでしたが、ここ数年で散歩しまくった結果、今はこれが立っていた風景を脳内で再現できるようになりました。
三井八郎右衞門邸。
デ・ラランデ邸。前に来た時はここでドイツビールを飲みました。
エレベーターを増築した背面。
八王子千人同心組頭の家。台所の流しの水が壁を貫いた木管で配水されます。今までに見たことあったかな。。。
高橋是清邸。「いだてん」のおかげで高橋是清のイメージが西田敏行からショーケンに変わりました。
庭園の人が歩くための道の部分。三か月の閉園で歩く人がいなかったせいできれいな苔が広がっていました。ちょっと歩くのを躊躇します。
旧下谷消防署望楼上部。昔は実用的な建物にも装飾性を忘れません。
The 広角!という感じに写せた下町中通りゾーン。緑青が美しい。
子宝湯。関東大震災の後で生まれた東京風スタイルを再確認。
折り上げ格天井。銭湯というのが相当に儲かる事業でなければここまでの工事はやろうと思いません。
中央線の武蔵小金井から北に歩いて20分でたてもの園。見終わってからさらに北に歩いて15分で西武新宿線の花小金井駅から帰りました。
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