ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

北区役所

2024年09月06日 | 建築&土木見物

10年後の令和15年頃を目標とした建て替え計画が進行中の北区役所。
公募型プロポーザルのプレゼンテーションの内容と、その結果松田平田設計案が交渉優先順位1位になったことは先日描きました。
それを書きながら、そういえば北区役所の庁舎の写真ってほぼ撮ったことがないということに気がつきました。
板橋区民なので役所そのものに用事がないにしても、定例散歩コースの途中にあって一番多くの回数、横を歩いている区役所なのに。
ということで先日のお散歩の時に初めてスマホのレンズを向けて見ました。こちらが都道から第一庁舎の入り口に入る部分。石畳になっていますがここもたぶん公道の一部。

1960年に建てられた第一庁舎。なんと私と同い年のポンコツでした。
そして驚くことに「設計者不詳」。ある人が区役所総務課に問い合わせたところ「記録が残っていない」という回答だったそうです。1960年ってそんな時代かー。
前回「学校みたいな建物」と評しましたが、部分的にモダニズムの香りも感じられます。

唯一何かを主張している玄関前の大きな庇。

第一庁舎は2年後に西棟が、9年後に東棟が最初の棟と接続して増築されています。その結果、最初の建物が中央棟と呼ばれます。

それでも庁舎としてはまったく不足だったので、周辺に次々と小さな別棟が建てられて行きます。こちらが王子郵便局も同居している第2庁舎。

右側の小さな白い建物が第5庁舎。私のお散歩では石神井川沿いを松橋まで歩いて、最後にこの道を通って王子神社に参拝するのが標準です。

第一庁舎東棟の前に何やらオブジェがありました。たぶん噴水になっているのでは。
Rさんがこれを見て、板橋駅前の噴水と似ていることに気づきました。

こちらがJR板橋駅滝野川口の噴水。確かに雰囲気が似ています。
区役所のは柱が石で上にステンレスの何か、板橋駅のは柱がステンレスの円筒で上に乗るのが石と逆になっています。同じ作者なのかも知れません。忙しいので調べないけど。

google mapで見た区役所周辺。石神井川と飛鳥山と王子神社の杜に囲まれた良い場所です。
10年後にできる新庁舎はこの写真よりずっと左の低地に建てられることになっています。
コメント
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