
JR板橋駅と東上線下板橋駅の間の桜並木の前で1本の桜の伐採が行われていました。

高さ4mくらいのところですっぱり切られています。

作業のトラックはまだそこにいてお昼休みのようでした。このあとどうなったのかはまだ見に行っていません。この後、根元まで切ってしまうのかな。
都内の他の桜並木が大概そうであるように、この場所の桜も窮屈なアスファルトの隙間に立っていて、かなり老齢化しているように見えます。
今回切られた桜と、その隣りの木の間にもかつてはもう1本桜が立っていました。こんな風にどんどん桜の木は減る一方です。
けれど木を切った後にその場所に苗木を植えようという動きも一切ありませんので、板橋区としては古い桜並木は危険があれば切る、その後は成り行きと考えているようです。

上から見ると咲いている時はこんなにもきれいで楽しませてくれるのですが、このままだとそう遠くない将来に桜は1本もなくなってしまうのかも知れません。

この場所はかつて谷端川という川が流れていました。その川岸にたくさんの桜が植えられていましたがやがて谷端川は暗渠になって桜と橋の痕跡だけが残っています。
上の白黒写真は谷端川からもう1本南西にあった千川上水の戦後間もないころの写真です。そこからほど近いこの場所もかつてはこんな風景だったんだろうと想像します。
将来のために新しい桜を植えてはもらえないものでしょうか。
桜の木は街路樹として相応しくない理由でもあるのかな。ちょっと調べて見なければ。
こいつは、中心をやられても外見は普通に見えるので、ある日突然強風で倒れたり、とか危ないものです。見た目はほとんど気が付かないけど、そういえば、たまにキノコが外面に見えていたものもありました。
って、近所の桜がバッサリ切られた時になんでだって調べたから知ってるんですけど。
トラックに乗せられた幹の断面を見る限りだと
それほど内部が冒されているようには見えなかったけど
根元の方がどうなっていたかはこれでは分かりませんね。
近所に桜並木はとても多いのですが今のところ若木を植えているのは
見たことがないです。