マシマロ日記

つれづれなるままに。ぼちぼちっと更新中。
建築から遠ざかってますけど。
専業主婦体験中。
日常の記録的なものを。

提出後。

2005-02-23 18:52:25 | デザイン
昨日、友達の修士設計の提出を終えた。
模型は提出3日前ぐらいのもの。この部分はデザインさせてもらった。
さすがに間に合わない状況で。。。
ここ一週間は殆ど大学にいて作業していたもので、blogも更新できないでいた。
ついさっきまで寝てたし。
疲れが一気にでてきたよ~。。。

学生当時、同じ研究室だった仲間が大学院へ進み、今年卒業する。
この設計をパスしないと後半年卒業は見送られるわけで、どうせなら皆一緒に卒業させてあげたくて、手伝うことを決めていたんで、大変な事は承知済みだった。

でもね~、もっちょっと早めにテーマ決めて挑んで欲しかったな。
2年間の集大成ってことになるわけだから、ある程度の質をもとめたいじゃないですか。
うちの研究室のみなさまは、スロースターターが揃っているので、夏から少しずつハッパかけてきたのに、「まだ決まんね~」だの言ってたし。
こっちが焦ってたりしてたもの。
逆にね。

詰めが甘いなってのが第一印象で、これじゃ卒業設計のレベルじゃない?とも思ってたんだけど、さすがに本人に達は言えるわけも無く、とにかく材料そろえて卒業させてあげるのが先決って決めて、手伝いをしてきた。

結局、みんな卒業できそうで良かったけど。
この場を借りて、お疲れさま!!
私もお疲れ様!

まあ、プレゼンして、終わって本人達もいろいろ考える事満載だろうな。
反省もしてるだろうし。
これから就職して社会に出ていくわけだしね。

発表を聴いたり、他の人のプロジェクトを見ていて思った事。
建築の行くべき道が、みんな同じ方向を向いてるんじゃないかってこと。
それぞれ違ったことやってるように見えるけど、それはプレゼンや言い方によってまやかしのものになっていて、結局みんな同じような事をやってるんじゃない?ってことが、気になってしまった。


変えてやるんだ!将来の建築業界を俺が変えるんだ!!
って気合いの感じられるものは無かった。
残念。
現に、一等賞はなかったらしいし。


プレゼンの3Dに力入れて、プロジェクトに力いれてやるのは結構なことだけど、本質を履き違えているんじゃ無いか?ってこともまざまざと感じられて、ちょっと怖くなった。
建築の基本を忘れてる。

夢物語りを語る事は楽しいし、とても重要なことだけど、もっと快適性だとかつくるってことも考えて取り組んでほしい気もする。
大手ゼネコンの採用担当の人も、最近の学生は、傾向が似ていて、実際に建てるという行為への感心が薄いらしい。
就職して、現実のものに遭遇すると、一気に冷めるんだそうだ。
もっと面白い事ができるはずで、こんなんじゃ建築は終わりだ、とか極端な話そういうふうに思ってしまう新入社員に困っているのだそう。
風の噂によると。

わからないでもないよね。
学校でそういうことを覚えちゃって4年間もやってるんだもの。
一度、そういう方向に走ると、もう戻る事は不可能に近いし。
他の考えを受け入れる箱が小さ過ぎて手後れになるだろうし。

そう言う意味では、学校や人との環境はすごく重要だと思う。
周りがパソコンマニアみたいな建築学生ばかりだと、どうしてもその影響力ってのはあるだろうし。
じぶんだけ3Dできないとなると、焦るでしょう?
そんな感じ。

いくらそういう技術が凄いからって、実際の建築トークが出来て無かったりすると、こいつはもうライバルじゃないな、と思ってしまうんじゃないかな。
同じ舞台にはのぼってこないだろうって。
私はその舞台にいるわけじゃないから、余計なこと言ってるかもしれないけど。
そういう人達は、はやく気付いて違うクリエイターになってほしい。
その方が、能力が活かされるだろうし。。。。

どんなに地味なプレゼンでも、内容が面白ければ人は魅力的に感じます。

甘く見ないでください。


そんなふうに独りひねくれた感情で見てた。
教育環境見直して下さい。

デジカメとかパソコンの導入で、うまくいえないけど随分と建築分野が軽いものになってる気がするんだよね。
大きな事ばかり言ってるけど、ホント強く感じます。
私だけ?
そんなこと思うのはタブー??

もうそんなこと考えて手伝いしてるもんだから、フラストレーションたまりまくっちゃって、どうにかなってしまいそうになった。。。。
まあ、うまく押さえてたけど。


K学院大学様、特に建築学科様、努力してください。

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