マシマロ日記

つれづれなるままに。ぼちぼちっと更新中。
建築から遠ざかってますけど。
専業主婦体験中。
日常の記録的なものを。

無心となって

2010-02-18 15:37:21 | Weblog
実家の祖母にもらった小豆を煮ることにした。
豆を煮て暮らす、といったゆとりのある生活をしたい、
そう思っていた数年前。

今はゆとりと思っていたその生活に少々飽きが生じ始め。。
なんとも贅沢な悩みだ。

で、小豆。

年末に実家の臼と杵でついたお餅を真空パックにして
持ってきたので、それと一緒に食べようではないか、
ということで、<小倉あん>とすることにした。

幸いにして、家には圧力釜という必殺調理器具が存在するので
時間短縮が図れる、というのも
作ろうと思い立ったきっかけの一つ。

とにかく何かしていないと、気が狂いそうになるので
キッチンに無理矢理にでも立ってみようということで。

小豆は水につけ置きするという手間がいらないので助かる。
これが大豆だったら前日の作業が発生するからだ。

さて、そうこうしているうちに1時間足らずで<小倉あん>は完成した。
圧力釜様々だ。

さっそくお餅を。。。
と、
保存しておいた段ボールを開けると、そこには異様な光景が!
お餅の真空パックが、まるで風船のように
パンパンに膨らんでいる!!!
どうして?
こんなことってあるんかいな?!やはり、家庭用の真空パックの機器はだめなのかしら?
はたまた、お餅というもののなにか特性の為なのか??

。。。よくわからないがとりあえずその
風船の中から1組お餅を選んで、小倉あんをのっけて食べた。
手作りは良いもんです。
サポニンやらポリフェノールやらは豆の皮に多く含まれるとか。
湯でこぼすとそれは減少するとか。
だから圧力釜で作るのは、良いのだと!
渋みも全く気にならず、まずまずの完成となり。
写真はなんか、怖いけど。

小倉あんトーストもいいだろうし、あんバターもカロリー高いけどできる。
これでおやつの足しになるでありましょう。

とにかく豆が好きなんですが、凝りだすのが怖いので
静かにしております。


凡人として生きるということ

2010-02-10 16:21:51 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/凡人として生きるということ-幻冬舎新書-押井-守/dp/4344980891/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1265786530&sr=1-1

押井守著 幻冬舎新書


「イノセンス」や「スカイ・クロラ」などのアニメ映画監督である押井氏によるもの。
この人のことは特にファンというわけではないのだけど、
有名な方だとは知っていたので、どういったことを言う人なのか、興味があって読んでみた。

結果、
もっと難しいことをあれこれ論じる
かなりのきわどい人、
という人ではなかった。
すいません、なんとなくのイメージがあったもので。反省。

とにかく、若者よ、こもっていないで外にでて空気を吸い込んで
社会につながってごらん(働いてごごらん)、
その方が、実は自由で楽しくって、充実した日々を送れるんだよ、
というメッセージが響く。

人生とはこうあるべきだ、
というお手本がなくなってしまった現代の世の中で
生きづらいかもしれないけど、
人間は、社会とつながって
そこに自分の存在を確認して
そこで評価されて、
喜びを感じる生きものなんだよ、とやさしく言ってくれるような文章だった。

問題の根っこの部分では議論していない
マスメディアの姿勢等に対する批判だとか、
実は個を主張したいと、流行のものに手を出すまだ見識のない若者が
そういった流行をつくりだしているオジさん的立場(ダサイ大人として定義)の大人の欲望を満たす為に
操られているのかもしれないよ、という忠告から始まって、
奇麗すぎる民主主義に誠実に向き合わなくても
いんじゃない?そろそろ、
といった話まで、ぐいぐい読める。

学生運動に参加していた、という話を読んで、
あの時代に生きていた人は、やはりパワーが違うなぁ、おもしろいなぁ、
改めて思った。

確かになんか小難しく考え過ぎなのかも。
ゆるゆると生きていく方が、ずっと豊かなものかもしれない
と思ったりする。

でもただの甘えではなく、
とりあえずあれこれやってみるのが良くて、失敗を恐れたらいけないんだと。
近頃の若者は、失敗を恐れて仕事も恋愛も消極的だ、と嘆いている。
それを、オジさんにはわからないよ、といった反発で対抗するような気は起こらず、
そうかもねー
と、こういう時代をどう生きてゆけばいいんだろかなー、
と考えさせてくれる。

素直な面白い文章。


行き詰まったときには、やはり本にも出会わされるというか、
そういうものなんだな、と実感。
面白いなぁ。

上機嫌の作法

2010-02-10 16:10:49 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/上機嫌の作法-角川oneテーマ21-斎藤-孝/dp/4047041947/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1265785407&sr=1-1

斎藤孝著 角川one テーマ21 新書

もやもやしていたので読んでみるか、と手にしてそのまま読んでみる。

不機嫌であることは知的なことである、
という誤解を解いたりしていた。
不機嫌でいるのは、何かに対する憤りといったものを表現していて
それは知的である証だ、という幻想はやめなさい、と。

不機嫌でいることで有益なことは何もない、
上機嫌でいるこことが自分を、周りを幸せにするのだ、
といったもの。

また、ちょっとつらいな、というときでも上機嫌でいようとすることで
自分を簡単にコントロールできるんだという
なんとも人間は単純で面白いいきものなんだよ、ということを
思わせてくれる。

「上機嫌を技化する」
と著者は言っており、
なるほど
どういうのもなかなかいいアイデアだな、と思わせる。

鬱な状態でいると
どんどんと連鎖反応でよくない方向にもってかれてしまうんだろうなー

と、ちょっとこれは試してもいいかも。

また、斉藤氏の言い方がうまいのも
こうなんとなく促されてみようかなという気にさせる。

大人のための幸せレッスン

2010-02-10 16:04:08 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/大人のための幸せレッスン―自分を幸せにする31の方法-集英社新書-志村-季世恵/dp/4087203433

志村季世恵著 集英社新書


ふさぎ込んでいても仕方がないので本を読むことにした。
古本は安くてとてもありがたいです。

とりあえず、自己啓発的なものを読んでウォーミングアップ。

仕事や人間関係の悩みをカウンセラーである著者が、簡単な自己分析をすることで
解決になりますよ、といった内容のもの。

客観的に自己分析を冷静にすることで
感情的に左右されていた自分の悩みを解消することに役立つかな。

このたぐいの本はいろいろ読んでいるので、
まあ、そうなんだよなー、
と改めて思い出して考えてみたりした。

さらっと読めるので気分転換になった。

春かと

2010-02-09 12:12:52 | 考えること
陽気がおかしい。
桜も驚くのじゃないかと思う。

毎日は淡々と過ぎていき、
自分の考えはまとまらないままなんとなく
時間をつぶしているだけのような
そんな毎日。

とにかく外に出ねばと、本を買ってきたので
これをとりあえず読んでみる。

仕事仕事と口癖のように言ってるのだけど、
なぜそうしようとするのか
なんだか最近よくわからなくなってきた。

とりあえずどうにか生活できていることに
甘えが生じていることは否めず
かといって何もしないでいくのは
どうにもこうにもばつが悪い、といった感じなのだ。

今までのプライドだとかそういったものもあるし
これからの時間を使っていくために
動き出したい思いはあるんだけども
どうしてだろうか。。。

まさに、今どきの人間になっているじゃないかー

無気力というかそういったたぐいの、あれだ。

今までこれといった就職活動をしたことがないのもあるけど
どうやら人生なめてかかっているようだ。

いかん。

そもそも季節の変わり目には、どうもこういったナイーブな感情になることもあって
疑心暗鬼で突き進むことを怖がりすぎて
情けない状態になっている
わかっているけど、どうしたものか。

とりあえずこの寒さから解放されれば
考えも変わるかな。

ま、それもあまちゃんな考え方だけども。

なんだか最近
どうも虫の居所が悪いらしく、
ささいなことにも不快感が沸き上がることが多い。

ストレスなのか何なのか。。。

ウィリアム・ケントリッジ

2010-02-04 16:07:38 | Weblog
国立近代美術館で開催中の展覧会
『ウィリアム・ケントリッジ 歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……』
に先週金曜日に行ってきた。

概要は以下↓
http://www.momat.go.jp/Honkan/william_kentridge/index.html

南アフリカのアーティストである彼の作品はとても独特。
タイトルにもあるようにドローイングが動いているような作品が多い。

竹炭とパステルによる白黒の世界。

ダイナミックだけど、物悲しくもみえるドローイングに引き込まれる。

抜群のセンス。


アパルトヘイトを題材にした作品が多く、つきつけられる問題に考えさせられ、
自分の日常も振り返るいい機会になったように思う。

映像作品が多いため、鑑賞時間は3時間は欲しい。
作品ごとに思いをふけらせてじっくり見るなら1日使うのがおすすめかな。

平日に行ったのだけど、意外にも人は多くて、土日は混雑覚悟かもしれない。
ケントリッジの日本初の個展のようで、気合いを感じた。

図録よりもDVDを購入したかったが、残念ながらリージョン1のヴァージョンのみのようで、
日本製のデッキでは鑑賞できないようだったので、図録を購入。
近いうちに日本の家庭でも彼の作品が見られるようになるのを期待。

最近の展示では映像によるものが多くて、ちょっと疲れたりするのだけど、
彼の作品のようなアニメーションはまた違った感覚で鑑賞できて新鮮な気持ちがした。

ドローイングの迫力にも圧倒されたけど、強烈なメッセージがみているこちらにも
深く刻まれる、ある種の生々しさがあり、観賞後の自分が興奮しているのがわかる。

美しいだけのアートもいいけど、
こういうのも嫌いじゃないな、と思った。

展覧会は14日まで。

満腹です。